・ストロールは上海でアストンマーティンの不振を「ノー」の一言で表し、改善の兆しはほとんどないと認めた
・アロンソは競争力回復には数か月かかると説明し、現状を「コップはほとんど空」と厳しく表現した
・サインツはウィリアムズの苦戦に苛立ちながらも、マイアミまでアップデートを待ち冷静さを保とうとしている
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ランス・ストロールは土曜日の上海で、アストンマーティン・ホンダの現状を驚くほど簡潔に言い表した。チームのパフォーマンスに関する3つの質問に対し、彼はすべてたった一言で答えたのだ。
オーストラリアGPと比べて何か変わったか?
「ノー。」
改善は?
「ノー。」
ペースは?
「ノー。」
ある記者がさらに踏み込み、何か前向きな要素はあるのかと尋ねると、チームオーナーであるローレンス・ストロールの息子は、わずかに譲歩した。
「ほとんどない。いや、ないね。」
カナダ人ドライバーは、感情を抑えた口調でそう答えた。
一方、チームメイトのフェルナンド・アロンソ(44歳)は、少なくとももう少し言葉を費やしたものの、楽観的とは言いがたい見方を示した。2度の世界王者によれば、競争力を取り戻すまでの道のりは、数レースではなく数か月単位になるという。
「信頼性の問題は、遅かれ早かれ解決するだろう」とアロンソは語る。
「でもパフォーマンスはもっと時間がかかる。何か月もだ。」
さらに彼は、チームの現状をこう表現した。
「どう見ても、コップはほとんど空だ。一歩前進するたびに、そこへ一滴ずつ水が加わるようなものだ。数レース後に、それが半分くらい満たされて見えるかどうかだね」
アロンソはまた、レースで差が広がる理由についても説明した。
「予選では、1周のうち内燃エンジン(ICE)を使うのはおよそ25%程度だ。でもレースでは、バッテリーを1周で使い切ることができないから、約50%まで増える」と彼は語る。
「だからレースでは差が少し広がるんだ」
アロンソは、両方のマシンでスプリントを完走できたことにいくらか勇気づけられた。
「問題なくロングランをこなせたのは初めてだ」と彼は語った。
「両方のマシンが完走できたのは良かった」
そして日曜決勝に向けては、控えめな目標を掲げていた。
「レースでは、まずチェッカーフラッグを見ることを目標にする。僕たちはあまり速くないけれど、少なくともそれは達成したい」
一方、ウィリアムズF1チームの同じくスペイン人ドライバー、カルロス・サインツもチームの苦戦に苛立ちを感じているが、心理的に冷静さを保とうとしている。
チームのアップデートはマイアミGPまで予定されておらず、その間サインツは自分の焦りを意識的に抑えているという。
「少なくともシーズン最初の四半期は、苛立ちを抑えようとしている」とサインツは語った。
「そうしないと、この1年はとても長く感じてしまうからね。」