・父マルコによれば、アントネッリは幼少期にフェラーリから招かれたが、若すぎるとして獲得は見送られた
・アントネッリはフェラーリとの接点を認めつつ、早くから自分を必要とし育てたメルセデスへの忠誠を強調した
・ウォルフはアントネッリ昇格に迷いはなかったとし、才能だけでなく家族や環境の支えも高く評価した
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さらにアントネッリは、父の言葉を裏付けるように次のように付け加えた。
「フェラーリと連絡を取ったことはありました。でも当時はまだ10歳か11歳で、とても若かったんです。一方でメルセデスは本当に僕を必要としてくれて、そのチャンスをつかみました。2017年末には、メルセデスF1代表のトト・ウォルフから連絡があり、ジュニアプログラムに迎え入れたいと言ってくれました。チャンスをくれたことに心から感謝しています」
一方、トト・ウォルフは、アントネッリの早期起用について一切の迷いはなかったと強調している。昨年は「時期尚早」との批判もあったが、その判断が揺らぐことはなかったという。
「私は長年この世界に身を置いていますが、常に批判はつきものです。批判は往々にして、十分な情報を持っていない人たちから発せられるものです。キミのように、カートからいきなりすべてを勝ち取れるドライバーはそう多くはありません。彼の成長を間近で見てきたので、彼をメルセデスに昇格させるという決断を、リスクだと考えたことは一度もありません。
若いドライバーにとって唯一の危険は、F1のプレッシャーに耐えられる準備ができていないことです。しかしキミは常に素晴らしい環境とすてきな家族に囲まれてきました。私たちは、彼が成功できる環境で育てようとしています。キミの両親はモータースポーツをよく理解しているので、彼に的確なアドバイスを与えてくれるでしょう」とウォルフ代表は、イタリアの『La Gazzetta dello Sport』紙に語った。
またウォルフは、アントネッリの活躍がイタリアにとって持つ意味にも言及した。
「イタリアが長らくトップカテゴリーでの勝利から遠ざかっていたことは理解しています。しかし今や、正しい価値観と優れた人格を備えた、いわば“ロックスター”のようなドライバーが現れました。それこそが成功に必要な要素です。ただし、今はキミに過度なプレッシャーをかけるべきではありません」
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