・ルクレールはエネルギー量引き下げの影響は小さいとし、大きな変化はないと見解
・新レギュレーション下では全開で攻める走りが難しく、予選での強みが制限されていると指摘
・問題は複雑だがF1は解決策を協議中で、近い将来の改善に期待を示した
2026年レギュレーションへの懸念が尾を引く中、フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1の予選ルールの微調整が大きな変化をもたらすとは考えていない。
FIA(国際自動車連盟)は日本GPのフリー走行に先立ち、過度なリフト・アンド・コースト(アクセルを早めに戻し、惰性でマシンを走らせる走法)を抑制するため、予選における最大許容エネルギー量を9メガジュールから8メガジュールに引き下げると発表した。
しかし、ルクレールはこの変更による影響はごくわずかだとみている。
「大きな変化になるとは思いません。ほとんど変わらないでしょう。どんな改善も歓迎ですが、予選で限界まで攻めるためには、さらなる調整が必要です」とルクレールは語った。
オーストラリアGP後、ルクレールは2026年レギュレーションによって、昨年までのレギュレーション下で発揮していた自身の強みのひとつである予選スピードが抑え込まれてしまったと嘆いた。
「近年のように全開で攻めるというより、今シーズン序盤の週末は、さまざまな要素を管理することが重視されていました。検討すべき点がほかにもあります。ですから、今回の変更が非常に大きなものになるとは思っていません」と、日本GPの舞台である鈴鹿でルクレールは語った。
ルクレールは、根本的な問題は限界までプッシュできないことにあると指摘する。
「最大限にプッシュできるようになるなら、どんな解決策でも構いません。それがF1の魅力なのです。Q3(予選最終ラウンド)では、とてつもないプレッシャーの中で、それまでにないラップを刻むことが求められます」
「現状では、全開のアタックを決めることは不可能です。これまで試していないことをやると、マシンがそれに適応しようとして、結果として得るものより失うものの方が大きくなってしまいます。これが現時点での最大の問題です」とルクレールは続けた。
問題の複雑さを認めつつも、ルクレールは話し合いが続いていると明かした。
「解決策は非常に複雑ですが、みんなが最善の解決策を見つけるために、様々なアイデアを出し合っています。近いうちに良い解決策が見つかることを願っています」とルクレールは話した。
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