・鈴鹿のメディア対応でフェルスタッペンが特定記者の退室まで取材を拒否した
・背景には2025年最終戦での質問後に生じた不信感と両者の確執がある
・記者は深く落胆したとし、退室後に会見は再開、レッドブルはコメントを控えた
レッドブルのドライバー、マックス・フェルスタッペンは木曜、鈴鹿で行われたメディアセッションにおいて、一人の英国人ジャーナリストが退室するまで取材対応を拒否するという異例の行動に出た。
フェルスタッペンは、英紙『Guardian(ガーディアン)』のジャイルズ・リチャーズ記者を名指しし、「彼が出ていくまでは話さない」と報道陣に告げた。
その後もしばらく押し問答が続いた末、最終的には「出ていけ」と言い放った。
今回の騒動の背景には、2025年シーズン最終戦にまでさかのぼる根深い確執がある。
スペインGPでのジョージ・ラッセル(メルセデス)との接触事故について、リチャーズ記者が「後悔していますか」と質問した際、フェルスタッペンは、その直後に同記者が「愚かな笑み」を浮かべていたと感じ、不快感を示していた。
鈴鹿で両者が再び対面したことで、この問題が再燃した形だ。
リチャーズ記者は自身の記事の中で、「フェルスタッペンは私を凝視して微笑み、私がいなくなるまで話さないと宣言した。短いやり取りの中で、直接『出ていけ』と言われた」と記している。
また、この一件について「深く落胆している」と述べ、F1のメディア現場で記者が退席を求められるのは極めて異例だと指摘した。
さらに、過去10年以上にわたりフェルスタッペンとは友好的でユーモアのある関係を築いてきたとし、批判も「正当な理由がある場合に限って行ってきた」と説明している。
最終的にリチャーズ記者が退室したことで会見は再開された。
同記者は「私が職務を果たしたことでF1ドライバーに怒られることよりも、世界にはもっと深刻な問題がありますから」とコメントしている。
レッドブルはこの件について公式コメントを控えているが、ドイツ紙『Bild』は、チームが今後フェルスタッペンと内々に話し合う予定だと報じている。
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