・ニュルブルクリンク24時間レースはフェルスタッペンの参戦により人気が沸騰している
・出場枠はすでにすべて埋まり、一部チームは審査でエントリーを断られる可能性がある
・4月14日と15日にピレリはニュルブルクリンクで2027年に向けたタイヤ開発テストを実施する
レッドブルに所属するマックス・フェルスタッペンの影響により、ニュルブルクリンクでの人気がドイツ国内で急速に高まっている。そのタイミングで中東2戦の中止というカレンダー変更が重なり、F1はテストの形としてニュルブルクリンクに戻ることとなった。
ドイツの自動車専門誌『Auto Motor und Sport』によると、ニュルブルクリンク24時間レースの主催者は数年ぶりにエントリーを制限せざるを得ない状況に直面しており、全150の出場枠はすでに埋まったという。
この人気の背景には、フェルスタッペンが名門ノルドシュライフェで行われるGT3レースに参戦していることが大きく影響している。
「主催者であるADACノルトラインが発表した通り、150の出場枠はすべて埋まることが明らかです」と記事は伝えている。
「フェルスタッペンを巡る熱狂により、参戦を希望するチームが殺到しています」
関係者によると、今後エントリーの審査が行われ、一部チームは却下される見通しだ。
「すべてのチームにとって公平なプロセスを確保するため、規定に基づき締め切り後に審査と選考が行われます」とADACノルトラインの広報担当者は述べた。
なお、ニュルブルクリンク24時間レースにはアウディ、BMW、フェラーリ、ポルシェ、メルセデスAMGなど8つの主要メーカーがGT3クラスに参戦予定であり、例年以上の観客動員が見込まれている。
一方で、F1もニュルブルクリンクに戻る。ただし、その形はグランプリ開催ではない。
イラン情勢の影響によりバーレーンとサウジアラビアでのレースが中止となったことを受け、ピレリは予定していたタイヤテストを4月14日と15日にドイツのニュルブルクリンク・サーキットで実施することを決定した。
今回のテストでは、異例にもリザーブドライバーではなくレギュラードライバーが起用される。メルセデスはチャンピオンシップリーダーのキミ・アントネッリとジョージ・ラッセル、マクラーレンはランド・ノリスとオスカー・ピアストリが走行を担当する。
『Auto Motor und Sport』はその理由について次のように説明している。
「理由は明白です。レギュラードライバーは走行距離を重ねる必要があり、新しいマシンにも慣れる必要があります」
ただし、このテストは非公開で行われるため、現地観戦を期待していたファンにとっては残念な結果となる。
「ニュルブルクリンクで行われるピレリの非公開テストには、観客の立ち入りは許可されていません」と記事は指摘している。
ピレリは2027年に向けた開発計画を、極めて慎重に進めているようだ。
●関連記事:
●フェラーリF1最大の弱点はPU性能 3つのイタリアサーキットで集中テスト、春休みはフル回転