・ランビアーゼはマクラーレンの将来性に共感して移籍を決断したとステラが説明
・ステラは自身のフェラーリ復帰の噂をシリーシーズンの早期到来と一笑に付す
・レッドブルにはランビアーゼの後釜のエンジニアが7月に加入予定である
マクラーレンF1代表のアンドレア・ステラは、レッドブルのエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼのマクラーレン移籍が金銭目的だったとする見方を否定した。この注目の移籍をめぐっては、依然としてさまざまな憶測が飛び交っている。
ヨス・フェルスタッペンも、息子マックス・フェルスタッペンのエンジニアであるランビアーゼが「多額の報酬を提示されたために契約した」と語り、金銭面が要因との見方を示していた。
しかしステラ代表は、今回のランビアーゼの決断は報酬以上にマクラーレンの将来性に魅力を感じた結果だと強調した。
「ランビアーゼの加入は、長期的な観点からチームに大きな専門性と可能性をもたらします。また、現在のマクラーレンがF1における優れた人材にとってどれほど魅力的なチームであるかを改めて示すものでもあります。私たちが築いてきた信頼性は、ここ数年にわたりマクラーレンで懸命に働いてきたすべての人々の努力の成果です。スタッフが成長し、共通の目標に貢献できる文化を、健全で喜びあふれる環境の中で構築してきました」
さらにステラ代表は、ランビアーゼの将来的な役職 、正式にはチーフ・レーシング・オフィサーについても、短期的な話題作りではなく長期的な計画の一環であると付け加えた。
「ランビアーゼの加入は、すでにすべての要素が揃ったチームに、最後の仕上げを加える存在です。私にとって彼はサポートをしてくれることとなり、チーフ・レーシング・オフィサーの役割を担います。このポジションは現在、私がチーム代表と兼任しているものです。言うまでもなく、このような体制では、私が現在兼務している役割は長期的には無理があります」
またステラ代表は、この人事が自身の将来的な移籍、とりわけフェラーリへの復帰をほのめかすものだとする噂も一蹴した。
「正直に言って、最近のいくつかの噂、たとえば天文学的な給与や神話的な事前契約といった話には思わず笑ってしまいました。例年であれば夏前に始まるシリーシーズン*が、今年は早くも到来したかのようです。こうした話にはもう慣れていますし、笑って受け流しています」
*シリーシーズン:ドライバーやスタッフの移籍や契約に関する噂や憶測が、メディアやファンの間で盛んに飛び交う時期
一方、長年レッドブルF1の顧問を務めてきたヘルムート・マルコ博士は、レッドブルでは後任体制の構築がすでに進められていると述べた。
「成功している人材は常に引き抜かれるものですし、ランビアーゼはフェルスタッペンのおかげで注目を集めていました。レッドブルはフェラーリから後任を迎え入れます」とマルコ博士はオーストリアの『Osterreich』紙に語った。
その人物はアンドレア・ランディと見られており、フェラーリやレーシング・ブルズでの経験を経て、今年7月からパフォーマンス責任者としてレッドブルに加入する予定だ。
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