フェルスタッペン、レッドブル首脳陣と会談 消えないメルセデス移籍説

2026年06月13日(土)9:46 am

記事要約


・フェルスタッペンがレッドブル首脳陣と会談 去就に注目集まる

・2026年の苦戦やランビアーゼの離脱でメルセデス移籍説が再燃

・不振のラッセルにシート喪失の危機 後輩アントネッリは安泰か


マックス・フェルスタッペンが、所属するレッドブルの首脳陣と会談するため、オーストリア・ザルツブルクを訪れていたことが明らかになり、その去就を巡る憶測が再び活発化している。

モナコGP終了後の数日間、4度の世界王者フェルスタッペンはバルセロナ・カタルーニャGPへ向かう前に、レッドブルの経営陣と会談したとされる。参加者には、マルク・マテシッツ※、オリバー・ミンツラフCEO、チャレーム・ユーヴィディヤ※、そして自身のマネージャーであるレイモンド・フェルミューレンらが含まれていたという。

※マルク・マテシッツ:レッドブルの共同創業者ディートリヒ・マテシッツの息子であり、同社の49%の株式を保有するオーストリアの実業家
※チャレーム・ユーヴィディヤ:レッドブルの共同創業者チャリアオ・ユーヴィディヤの長男であり、同社の51%の株式を保有するタイの実業家

■動き出す「重要局面」

この会談のタイミングは、極めて重要だとみられている。

フェルスタッペンとレッドブルは2028年末まで契約を結んでいるものの、メルセデス移籍の噂は依然として消えていない。レッドブルは2026年シーズンで苦戦しており、チーム状況は不安定さを増している。

さらに、長年フェルスタッペンを支えてきたレースエンジニア、ジャンピエロ・ランビアーゼのマクラーレン移籍が迫っているほか、メルセデスのジョージ・ラッセルの去就問題も絡み、事態は複雑化している。

スイスの著名F1ジャーナリスト、ロジャー・ブノワは、重要な決断の時が近づいているとの見方を示している。

「レッドブルは今こそ、通算71勝を誇るフェルスタッペンの将来を真剣に考える必要があります。契約は2028年までですが、当然ながらさまざまな離脱条項やオプションが存在します」とブノワは指摘する。

さらにブノワは、フェルスタッペンが夏休み前にも2027年シーズンに関するオプションを行使する可能性があるとし、最終判断は10月まで持ち越される可能性があるとも述べている。

「彼はまだ、レッドブルで5度目のタイトルを獲得できると信じているのでしょうか?」とブノワは疑問を投げかけている。

■メルセデスの影、ラッセルに迫る危機

メルセデス移籍の噂は、依然として消える気配がない。

ブノワは「メルセデスのドアは常に開かれています。もしフェルスタッペンが加入すれば、ラッセルはシートを失うことになります。それがこの世界の現実です」と語った。

元F1ドライバーのロバート・ドーンボスも、メルセデス内部の動きが状況をさらに緊張させていると指摘する。

ポッドキャスト番組『Pit Talk』に出演したドーンボスは、次のように語っている。

「(メルセデスF1代表)トト・ウォルフは『お気に入りの3人』が表彰台や予選上位にいたと言っていました。それがマックス・フェルスタッペン、フェラーリのルイス・ハミルトン、そしてラッセルのチームメイトであるアンドレア・キミ・アントネッリです」

これにより、ラッセルにとっては厳しい状況が続いているという見方が強まっている。

■契約に隠された裏事情

さらにドーンボスは、ラッセルの契約状況についても言及した。

「メルセデスは長い間、ラッセルの契約更新を引き延ばしていました。その間にフェルスタッペンと交渉していたからです。ラッセルは待たされ、『契約書はどこですか?』という状況でした。最終的に、ラッセルはパフォーマンス条項付きの1年契約しか得られませんでした」

現在ラッセルは、チャンピオンシップでチームメイトのアントネッリに60ポイント以上の差をつけられており、その立場は再び厳しい視線にさらされている。

「正直なところ、現時点でラッセルはその契約条項を満たせていないと思います。6戦終了時点でチームメイトに60ポイント以上離されているのは良い数字ではありません。一つ確かなのは、アントネッリのシートは安泰だということです」

■19歳のアントネッリ、驚きの私生活

またドーンボスは、19歳のアントネッリについて、メルセデスの「地に足をつけさせる」育成方針にも言及した。

「彼が最近、一人暮らしを始めたのを知っていますか?彼にとって、両親のもとを離れて暮らすのはこれが初めてです。今は家事もすべて自分でこなし、家政婦もまだ雇っていません。モナコGPでの勝利とボーナスで、おそらく1000万ドル(約15億円)ほどを稼いだはずですが、それでも彼は信じられないほど堅実で落ち着いた生活を送っています。ウォルフ代表とアントネッリの家族にとって重要なのは、彼をしっかりと現実に引き留めておくことのようです。」

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