レッドブル/RBのリザーブドライバーであるリアム・ローソンは、2025年にF1グリッドに立つことが「確定」しているわけではないと認めている。
●【2024F1第15戦オランダGP】全セッションの結果・タイムスケジュール
数日前、レッドブルのコンサルタントであるヘルムート・マルコ博士が、ローソンが来年レッドブルブランドのF1カーを「確実に」走らせると発言し波紋を呼んだが、クリスチャン・ホーナー代表は異議を唱え、マルコは発言を撤回した。
マルコは「彼が来年F1カーに乗るだろうと言ったと思うが、それは我々がF1のシートを保証できる場合だけだ。具体的な決定は9月に行う」と述べている。
しかしマルコは、ローソンがローガン・サージェントの代役として即座にウィリアムズに乗る計画を否定したこともあり、ローソンがレッドブルの4台のうちの1台に乗る可能性が高いことは確かだろう。
マルコは「近い将来、リアムのために独自の計画がある」と『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』語っている。
■ローソン、目標はフルタイムのシート
しかし、ローソン本人はまだ油断しておらず「確定するまでは、何が起こるかわからない」とザントフォールトで『Viaplay』に語った。
「現時点では待つしかないよ。もちろんフルタイムのシートが欲しいけど、いつそれが実現するかはまだわからない。もちろん来年には実現することを願っている」
昨年、オランダGPで負傷したダニエル・リカルドに代わって5グランプリに出場して以来、フルタイムのシートがないことにローソンは不満を抱いている。
「そうだね。一度経験した後は、確かにフラストレーションがたまる。だけど、それも一部だ。最終的にシートを手に入れられるなら、待つこと自体は気にしない」
昨年は難コースとして知られるシンガポールで9位に入り、F1キャリアの初ポイントを獲得したことについて、ローソンは「誇りに思う」と述べているが、「目標はフルタイムのF1ドライバーになること。それが実現したときこそ、本当に誇りに思うだろう」と締めくくった。