レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、1週間前にオースティンでデビューした2024年の新型フロアから恩恵を受けていないというセルジオ・ペレス(34歳)の主張に反論した。
■好感触のフェルスタッペンと同じ恩恵を感じなかったペレス
チームメイトのマックス・フェルスタッペンはアップデートにより明らかにパフォーマンスが上がり、スプリントでは優勝、レースでは3位表彰台を獲得したが、将来に暗雲が立ちこめるペレスは同様の効果を感じなかったと示唆している。
「低速コーナーでトラクションを得るのに苦労したんだ。全体的に安定性がなく、車両間でもフロアの若干の性能差があると思うけど、それがどの程度なのかはわからない。週末に入る前は、実際よりももっと小さい差だと思っていたんだけどね」とペレスは語った。
■ホーナー代表は否定も公にドライバー選定中
しかし、ホーナー代表は、「両方のクルマにアップデートが施された」と強調した。
ペレスは今季限りの引退も否定し、来年も間違いなくレッドブルに残ると繰り返しているが、ヘルムート・マルコ博士はリアム・ローソンと角田裕毅がフェルスタッペンの来年のチームメイトになるために直接対決していると明かしている。
このことから、ペレスがマシンの性能を100%引き出すのに集中できていないことも考えられる。または、ペレスが言うようにフロアに性能差がある可能性も否定できない。