ホンダも苦戦する新F1エンジン開発、レッドブルのホーナー代表は“時間ロス”を指摘も「有能な企業」の競争力を確信

2025年02月05日(水)4:42 am

記事要約


・ホンダは2026年F1エンジンの開発で「時間を失った」とホーナーが語った。

・HRC渡辺康治社長は楽観視せず、全く新しいパワーユニットは「非常に難しい」と警告している。

・ホーナーは2026年には優秀なホンダなら競争力のあるエンジンを開発できると確信している。


レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、ホンダが2026年用の全く新しいパワーユニットの開発で「時間を失った」との考えを示した。

先週、HRCの渡辺康治社長は、電動パワーが増えて全てが新しくなる2026年のパワーユニット開発は「非常に難しい」ものであり、全力を尽くして「戦っている」と語った。

2025年シーズン終了時までホンダの現行パワーユニットを使用しているのはレッドブルだが、2026年の全く新しいホンダのパワーユニットはアストンマーティン独占となる。

渡辺社長の発言について質問されたホーナーは、「どのエンジンメーカーにとっても新しい規定は大きな挑戦だ」と認めた。

実際、レッドブルはフォードと協力して2026年以降のF1エンジンを独自に開発している。ホーナーは「信頼性があり、強力なエンジンを手に入れるためには、残り48週間しかない」と『DAZN』に語った。

2026年序盤はホンダが他メーカーよりも苦しむ可能性について尋ねられると、ホーナーは「彼らはプロジェクトを一度止めてから再開したので、時間を失ってしまった。しかし、彼らは非常に有能な企業で、多くの強みを持っている。2026年からは競争力のあるエンジンを開発できるだろうと確信している」との考えを示した。

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