【ホンダF1】アストンマーティンの車体が飛躍、今度はホンダの番 プレッシャーの中、新仕様PUを初走行

2026年07月29日(水)16:59 pm

記事要約


・アストンマーティンの車体が進化し、ホンダへの期待と重圧が高まる

・新仕様PUを7月29日に初走行し、オランダGPでレース投入する予定

・ハンガリーGP初日に発生したPU振動はパラメーター調整により解消


■アストンマーティンの車体が飛躍、ホンダに高まる重圧

フェルナンド・アロンソは、ハンガリーGPでアストンマーティンが車体面で大きな進歩を遂げたことで、今度はホンダが結果を出す番になったと語った。ホンダ側も、そのプレッシャーを認めている。

大幅な改良が施されたアストンマーティンの車体は、ハンガロリンクで明確な前進を示した。カルロス・サインツは、シルバーストンを拠点とする同チームが現在、ミッドフィールドで中団勢最高レベルの車体を手にしたとまで評価している。

ホンダは7月29日(水)、ハンガロリンクで実施される200kmのフィルミングデーで、アップグレードしたパワーユニット(PU)を初めてマシンに搭載して走行させる。

約50馬力の向上をもたらすとの噂もある新仕様PUは、夏休み明けのオランダGPでレースデビューする予定だ。

■アロンソ「ホンダには多少のプレッシャーがあります」

「ホンダには多少のプレッシャーがありますね」とアロンソは笑顔で語った。

一方で、スペイン出身のアロンソは、厳しい船出となったアストンマーティンとホンダのパートナーシップについて、今後はより緊密に協力していかなければならないと強調した。

「僕たちは一つのチームであり、一緒に仕事をしています」

「全員で取り組む中で、ホンダは年初からマシンの弱点を解決するために力を貸してくれました。僕たちも周回ごとの安定性やエネルギーのデプロイメント、ソフトウェアの面でホンダを支援してきました。長い道のりになることは分かっていますが、今回の進歩が、両方のファクトリーにより大きな自信をもたらす第一歩になることを願っています。それが最も重要なことです」

アロンソによると、ハンガリーGPで示したパフォーマンスは、アストンマーティンのファクトリーで予測されていたものと一致しており、シミュレーションと実走行の相関に関する問題が解消されつつあることを、ようやく証明できたという。

「ハンガリーで確認できたものは、ほぼ予想どおりでした。相関関係は良好で、パフォーマンスも向上しています。もちろん、この新しいマシンについては、まだ初期段階です。新しいだけでなく、コンセプトも異なっています。さらに細かな調整や最適化を進める必要がありますし、エンジンのアップグレードも投入されます」

「僕たちが現在どの位置にいて、何を争えるようになるのかを確認する、興味深いテストになるでしょう」

■ホンダも重圧を認める「ラップタイム向上をもたらすべき」

ホンダF1 トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎氏は、水曜日のフィルミングデーで新仕様パワーユニットを走行させるのを前に、アストンマーティンの車体面での進歩に見合う成果を求められるプレッシャーを感じていると語った。

プレッシャーを感じているかと尋ねられた折原氏は、次のように答えた。

「率直に言えば、そうです。今、私たちは再び集団と競争できる状態に戻ってきました。そのため、他チームに追いつくには、あらゆる改善が非常に重要になります。車体がうまく機能するようになった今、ザントフォールト(オランダGP)で新しいPUを投入することは非常に重要です。私たちのPUも、ラップタイムの向上をもたらすべきです」

折原氏は、走行距離が限られるフィルミングデーについて、「新しいエンジンが、車体に搭載された状態でどのように機能するかを確認する良い機会です」と説明した。

■ハンガリーGPの金曜日に発生したPU振動は解消

ハンガリーGPの金曜日のフリー走行では、ホンダ製PUの振動について再び懸念が生じたが、アストンマーティンとホンダの双方は、問題が解消されたとしている。

「土曜日の朝には完全に解決していました」とアロンソは語った。

「PUを、よりフレッシュなものに交換しました。おそらく、寿命の終わりに近づいていた古いエンジンに問題が発生したのでしょう。土曜日と日曜日は問題なく走れました」

折原氏は、振動が発生した理由について、「新しい車体ではエンジン温度が最適化されていなかったためです」と説明した。

「いくつかのパラメーターを調整し、大幅に改善することができました」

■クラック、サインツの「中団最高」評価を否定

一方、アストンマーティンのマイク・クラックは、同チームが現在、ミッドフィールドで中団勢最高レベルの車体を手にしているというサインツの評価を否定した。

「そうは思いません。パフォーマンスを向上させることができたかどうかは、今後数戦で分かるでしょう。」

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