【F1イタリアGP|FP3ダイジェスト】接触寸前の混乱と“トウ合戦”、ラッセルがトップ 角田裕毅は終盤にアタックできず15番手

2026年09月05日(土)22:58 pm

記事要約


・ラッセルがFP3最速、ハミルトン2番手、フェルスタッペン3番手

・各チームが“トウ合戦”、位置取りを巡り接触寸前の場面が続出

・角田裕毅は終盤にアタックできず15番手、リンドブラッドは7番手


9月5日(土)、2026年F1第13戦イタリアGPのフリー走行3回目(FP3)がモンツァ・サーキットで行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップタイムを記録した。2番手はルイス・ハミルトン(フェラーリ)、3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だった。

レーシングブルズの角田裕毅は15番手、チームメイトのアービッド・リンドブラッドは7番手だった。イザック・ハジャーの代役としてレッドブルから出場するリアム・ローソンは、12番手でセッションを終えた。

セッションは気温30℃、路面温度50℃、湿度41%のドライコンディションで行われた。

■ローソンがスピン、フェルスタッペンもターン1で直進

序盤はコースインを見合わせるドライバーが多く、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)はステアリングのトラブルにより、ガレージで修復作業を行った。

ローソンは最初のシケインで縁石に乗りすぎてスピンし、コース上で一時停止したものの、その後走行を再開した。ローソンは無線で、低速域ではリアのグリップがほとんど得られないと訴えた。

フェルスタッペンもターン1でタイヤをロックさせて直進し、大きな白煙を上げた。その後、ボラード※の間を通ってコースへ復帰した。オスカー・ピアストリ(マクラーレン)も同じターン1でコースアウトした。

※ボラード:コースの境界や走行ラインを示すために設置された柱状の標識

セルジオ・ペレスはレズモで外側に膨らみ、タイヤをグラベルに落としたことで、砂利がコース上にかき出された。

■予選を想定した“スリップストリーム作戦”

長いストレートを持つモンツァでは、前を走るマシンの後方に入り、空気抵抗を減らす「トウ」の効果が大きい。このため、各チームは予選を想定した“スリップストリーム”の練習を行った。

メルセデス勢はチーム内でスリップストリーム作戦を試し、好感触を得たようだ。ラッセルは中古のソフトタイヤでもトップタイムを記録し、速さを見せた。

ウィリアムズ勢もアルボンのトウを利用し、ターン11でカルロス・サインツが前へ出る形で走行。リンドブラッドは他チームのトウを利用し、一時3番手まで浮上した。

■トラフィックで接触寸前の場面が続出

一方、トラフィックのなかでタイムアタック中のマシンが混在し、コース上では位置取りを巡る危険な場面も見られた。

シケイン手前では、ラッセルがローソンとエステバン・オコンの走行ラインに入り、「どこへ行けばいいか分からなかった。ごめん」と無線で謝罪。その後もラッセルがピアストリの走行ラインに入り、接触寸前で回避する場面があった。

ハミルトンとフェルスタッペンもストレートで並走し、ターン1で接触寸前となった。ハミルトンは無線で「フェルスタッペンにブロックされた」と訴えた。

■角田裕毅は終盤のトラフィックで15番手

レーシングブルズ勢は中古のソフトタイヤで6周を走行した後、新品のソフトタイヤに交換した。リンドブラッドが7番手に入った一方、角田は終盤にトラフィックに阻まれ、タイムアタックをなかなか行えず、15番手にとどまった。


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