2026年F1第14戦スペインGPの予選が初開催の“マドリンク”で行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)が1分31秒824でポールポジションを獲得した。アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)がわずか0.011秒差の2番手、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が0.140秒差の3番手に続いた。
角田裕毅(レーシングブルズ)は15番手でQ2敗退。チームメイトのアービッド・リンドブラッドはQ2を10番手で通過し、Q3進出を果たした。
アストンマーティン・ホンダはフェルナンド・アロンソがQ1で敗退。ランス・ストロールはトラブルにより2周でガレージへ戻り、タイムを記録できなかった。FP3でクラッシュしたオリバー・ベアマン(ハース)は予選に出走できなかった。
Q1ではキャデラック勢が新品ソフトタイヤで先頭を切ってコースイン。フェラーリ勢とフェルスタッペンはソフトタイヤを温存するため、ミディアムタイヤで走行を開始した。
序盤のアタックで、リアム・ローソン(レッドブル)がセクター2で全体ベストを記録して首位に立つ一方、アントネッリはセクター1で全体ベストを記録したものの、その後コースアウトする場面があった。
ジョージ・ラッセル(メルセデス)はウォールへの接触を無線で報告し、ピットでの確認を求めたものの、最終的にはトップタイムを記録。アントネッリが2番手、ローソンが3番手に続いた。
角田は「タイヤのグリップがありません」と無線で訴えながらも、終盤に10番手へ順位を上げた。リンドブラッドも11番手に入り、レーシングブルズは2台そろってQ1を突破した。
Q1敗退はカルロス・サインツ、アロンソ、セルジオ・ペレス、バルテリ・ボッタス、ベアマン、ストロールの6人だった。
Q2では各車が新品ソフトタイヤでアタック。フェルスタッペンがトップタイムを記録し、アントネッリ、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が続いた。
角田は最初のアタックで一時7番手につけたが、最終的には15番手となり、Q3進出を逃した。一方、リンドブラッドは10番手で通過した。
アルピーヌ勢は序盤にタイムを記録せずピットへ戻り、終盤の1回のアタックに懸けた。フランコ・コラピントがQ3進出を果たした一方、ピエール・ガスリーは敗退した。
Q2敗退はニコ・ヒュルケンベルグ、ガブリエル・ボルトレート、エステバン・オコン、ガスリー、角田、アレクサンダー・アルボンの6人だった。
Q3は気温31℃、路面温度53℃、湿度18%のドライコンディションで争われた。
最初のアタックではハミルトンが1分32秒079でトップに立った。アントネッリが0.061秒差の2番手、ラッセルが0.186秒差の3番手につけた。リンドブラッドとコラピントは中古ソフトタイヤで最初のアタックに臨んだ。
新品ソフトタイヤに交換した各車が最後のアタックへ向かうと、アントネッリがセクター3で全体ベストを記録し、首位に立った。
しかし、ノリスがセクター1の全体ベストを更新する走りで1分31秒824をマーク。アントネッリをわずか0.011秒上回り、ポールポジションを奪った。
フェルスタッペンもセクター2で全体ベストを記録したが、ノリスには0.140秒届かず。それでも3番手を確保した。
僅差のポール争いを制したノリスは、自身のラップへの驚きと喜びを語った。
「驚いています。今ここにいることが、ちょっと信じられません。いやあ、キャリアの中でも最高のラップのひとつでした。とてもうれしいです。」
最後のアタックでは、最終コーナーで壁にぶつかると思った場面もあったという。
「マシンの感触がよかったので、僕も気持ちよく走れました。最終コーナーを除けば、ほぼ完璧でした。あそこでは壁にぶつかると思いましたし、今夜はチームのみんながマシンを修理することになると思いました。走りに完全に没頭する、いわゆるゾーンに入っていました」
わずか0.011秒差でポールを逃したアントネッリは、悔しさをにじませながらも予選での仕事を評価した。
「いいラップだったと思ったんですが、ノリスにさらわれてしまいました! 緊迫した予選でした。この気温の中で、マシンのバランスをうまく合わせるのは難しかったです。全体としてはいい仕事ができましたし、明日は自分に何ができるか挑戦したいです」
3番手のフェルスタッペンも、マシンへの手応えを口にした。
「僕たちにとって、とてもいい予選でした。3番手は素晴らしい結果です。予選ではマシンの調子がよく、自分の思いどおりにコーナーを攻めることができました。」
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