「手話の方が安上がりかも」フェルスタッペンが無線トラブルに皮肉、レッドブルF1は次期エンジニアを評価

2026年10月27日(火)7:00 am

記事要約


・次期担当候補ハート、初めて週末を通じて無線を担当し、チームから高評価

・無線トラブルが再発、フェルスタッペンは「手話でやり取りした方が」と皮肉

・連勝は2でストップ、レッドブルはペース不足やタイヤ摩耗、スタートに課題


■ランビアーゼの後任候補ハート、移行の一環で無線を担当

マックス・フェルスタッペンの次期レースエンジニア候補であるトム・ハートが、アメリカGPで初めてレース週末を通じて無線交信を担当し、レッドブルから高い評価を受けた。

無線トラブルが再発し、いくつかのミスも注目を集めたが、チームはハートの仕事ぶりを称賛した。

ハートは2012年からレッドブルに在籍し、2020年からフェルスタッペンのエンジニアリングチームに加わっている。マクラーレンへ移籍するジャンピエロ・ランビアーゼの後任として準備を進めており、正式な交代は、おそらく2027年からとなる見通しだ。

アメリカGPでは、その移行の一環としてハートがフェルスタッペンとの無線交信を引き継ぎ、ランビアーゼが引き続き舞台裏から支援した。

レッドブルF1のローラン・メキース代表は、ドイツのテレビ局『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』に次のように語った。

「トムは素晴らしい仕事をしてくれました。初めてピットウォールに立つのは、やはり特別なことです。今日のようにレース中の対応が難しい状況では、簡単ではありません。本当に見事な仕事をしてくれました。もちろん、私たちもサポートしました。ジャンピエロも舞台裏から彼を支えていました」

■無線トラブルが再発、フェルスタッペンが不満

一方、フェルスタッペンには、前戦シンガポールGPに続いて無線トラブルが発生した。

通算4度のF1王者であるフェルスタッペンは、繰り返される不具合にいら立ちを隠さなかった。

「今年はもう何回目なのか、僕にも分かりません。いっそ手話でやり取りした方がいいのかもしれません。その方がたぶん安上がりでしょう。ひどい状況です。正直、本当にいら立ちます」

■連勝は2でストップ、ペースとスタートに課題

フェルスタッペンは決勝を3位で終え、連勝は2で止まった。メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリのペースについていけず、2位争いでもフェラーリのシャルル・ルクレールに敗れた。

メキース代表は、レッドブルには単純にペースが足りなかったと認めた。
「今日はキミの方が明らかに速かったです。私たちが彼についていくのは不可能でした」

また、RB22にはタイヤの摩耗を増大させ、パフォーマンスを損なう問題もあったと説明した。

レッドブルはスタートでも苦戦が続いており、フェルスタッペンとイザック・ハジャーは、ともに発進直後から厳しい状況に置かれている。

「スタートに関して、私たちが他チームの基準となるレベルにないことは分かっています。まだ取り組むべきことはたくさんあります。ほかの改善については、来年まで待たなければなりません。」

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