F1サーキットデザイナーのヘルマン・ティルケは、来年のF1ロシアGPに向けて設計したソチのサーキットはグランプリ開催までに「100パーセント確実に」完成すると話している。
プロモーターのオメガ社とロシア自動車連盟の不和により、期日までに来年のグランプリ開催申請を提出できなかったことが明らかとなり、黒海の近くに作られるこのサーキットの完成については大きな疑問符がついている。
その報道の前には建設の遅れを指摘する記事も出ており、このサーキットの設計を担った会社を経営するティルケも現地の建設業者の力量に懸念を表していた。
しかし、今回ティルケはロシアの『Championat』に、2014年の冬季オリンピック会場ともなるこのサーキットは「100パーセント絶対に」完成が間に合うと話した。
「それ以外のことは、私の責任範囲ではない」
「サーキットは予定通り建設される」と話したティルケは、11月から2014年2月のオリンピックまで工期がずれこんだとしても、問題にならないと主張する。
「すべて問題ない。コースは(グランプリに)間に合う」
ティルケはさらに、建設業者の力量への疑問も払しょくされたと言い、「そういった問題は過去のことだ。問題はすべて解決したよ」と語った。