レッドブルF1のレースシートを失った後のセルジオ・ペレス(34歳)には「プランB」はない、と父親が明かした。
メキシコの英雄ペレスは、声明の中でチームと「合意に達した」と発表した。その直後、レッドブル・レーシングも声明を発表。「セルジオ・ペレスとオラクル・レッドブル・レーシングは、2025年の契約解除で合意に達した」と明かした。
■ホーナー代表「ペレスはチームに残る」
その後、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは次のように説明している。
「彼はしばらくの間、F1から離れることを決めた」。
また、レッドブルのセカンドチームであるレーシングブルズへの降格は選択肢になかったとホーナーは述べている。
「彼はブランドやチームに関与し続けるが、ドライバーとしての役割からは一歩退くことになる。今は家族と過ごし、将来何をしたいかをじっくり考える時期だ」。
さらに、ホーナーはペレスがF1以外に目を向ける可能性についても言及した。
「スポーツカーやそれに類するものかもしれない。しかし、まず最初に彼がどれだけレーシングカーをドライブすることを恋しく思うかを見極める必要がある」と述べている。
■ペレスにはプランBもプランCもない
一方、ペレスの父親であるアントニオ・ペレス・ガリバイは、『Fox Sports Mexico』の取材でこう語った。
「チェコ(ペレスの愛称)にとっては完全な撤退だ。プランBもプランCもない。今日、この瞬間、私たちにとってF1のページが閉じられた」
「しかし、レーシングポイントを解雇された時もプランBはなかった。その時もF1は私たちにとって終わっていた。今は彼の前に何もない。私たちはそれを受け入れなければならない。家族と楽しい時間を過ごさせてあげよう。」
■ペレスのこれまでの記録
ペレスはこれまでのところ、282戦に出場し、通算6勝、表彰台39回、通算1638ポイントを獲得している。
6勝のうち最初の1勝は2020年のバーレーンGPにおいてレーシングポイント(現アストンマーティン)での初優勝を達成。しかしそのシーズン限りでシートを失い、行き先がなかったものの、レッドブル・レーシングがその勝利と大手スポンサーがついていることを評価し、2021年はレッドブル・ホンダに移籍。
その後、レッドブル・レーシングでの5勝はアゼルバイジャンGP(2021)、モナコGP(2022)、シンガポールGP(2022)、サウジアラビアGP(2023)、そしてアゼルバイジャンGP(2023)とすべてストリートコース(市街地)だったことから、「キング・オブ・ストリート(市街地の王)」という異名も持っている。