メルセデスF1ウォルフ代表、ホーナー復帰憶測に複雑な本音「自業自得」の一方で“必要な悪”と評価

2026年04月03日(金)6:22 am

記事要約


・ホーナーと犬猿の仲であるウォルフはアルピーヌの投資で対立しているわけではないと明言する

・ホーナーの攻撃的な性格が現在の状況につながったと指摘した

・ただしF1にはホーナーのような個性的な人物も必要との考えもある


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■ウォルフ代表、かつての敵ホーナーについて「自業自得」の側面もあると語る

メルセデスF1代表のトト・ウォルフは、元レッドブルF1代表のクリスチャン・ホーナーが現在窮地に立たされているのは、一部は彼自身の責任だと述べている。ホーナーの今後の動向を巡る憶測が飛び交う中での発言だ。

ホーナーには、アルピーヌの株式24%の取得と、アストンマーティン加入の両方の可能性が取り沙汰されている。ただし、アストンマーティン加入説については、エイドリアン・ニューウェイが乗り気ではない姿勢を見せているため、実現は難しいかもしれない。

一方、同じくアルピーヌへの投資機会を検討しているメルセデスのウォルフ代表は、過去に激しい確執を経験してきたものの、この件でホーナーとの直接的な争いはないと述べた。

「私たちがアルピーヌの株式取得を検討していることと、クリスチャンとは何の関係もありません。彼と私がこの件で対立しているという話は、まったくの作り話です」と、ウォルフ代表はイギリスおよびアイルランドの通信社である『Press Association(プレス・アソシエーション)』に語った。

■ウォルフ代表、ホーナーのF1復帰には複雑な気持ちを持ちつつ、個性的な人物の存在がF1には必要との認識を示す

ウォルフ代表はホーナーの現状は、長年にわたる彼の攻撃的な振る舞いの積み重ねの結果だとほのめかした。

「クリスチャンはこれまで多くのもめ事を起こしてきました。そして、この小さな世界では、それが少なからず影響を及ぼします。ですが、それが彼のやり方であり、最も得意とすることでもあります」とウォルフ代表は述べた。

メルセデスとレッドブルが激しく争った時代を経て、ウォルフ代表はF1がホーナーのような個性的な存在を欠いている可能性にも言及した。

ホーナーのパドック復帰の可能性について問われると「正直なところ複雑な気持ちです。今のF1には個性的な人物が不足しています。彼のキャラクターは明らかに物議を醸すものでしたが、それはまたF1にとって良いことでもあります。

フェラーリF1のチーム代表フレデリック・バスールに、『F1には“善人も悪人も、醜い部分も”必要だ』と言ったことがあります。今、残っているのは“善”と“醜”しか残っていません。“悪”がいなくなってしまったのです」と答えた。

また、アルピーヌ株を巡って両者が協力する可能性について問われると、54歳のウォルフ代表は「それはないと思います」と明確に否定した。

それでもウォルフ代表は、長年に渡る対立を振り返るように、やや内省的なトーンで語った。

「どれほど彼に対して苛立ちや怒りを感じていたとしても、最大の敵にも親友がいるということは忘れてはいけません。つまり、どこかに良い面があるはずです。

クリスチャンがどのような形で戻ってくるのか、あるいはどのポジションに戻るのかは分かりません。ただ、決して彼の不幸を願っているわけではありません。」

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