・レッドブルとマクラーレンは、2025年終盤までの開発継続が2026年序盤の出遅れに影響したと認めた
・メキース代表は代償を認めつつ、同じ状況なら再び同じ判断をすると強調
・両チームはマイアミGPで大型アップデートを投入し、メルセデスとフェラーリとの差を縮める狙い
レッドブル・レーシングとマクラーレンは、2026年シーズン序盤の出遅れについて、昨年のタイトル争いで終盤まで開発を続けた代償が一因だと認めている。
レッドブル・レーシングF1のチーム代表ローラン・メキースは、新レギュレーション時代の幕開けに向けて、ある程度の妥協を抱え込むことは承知の上だったと語った。
「昨年後半に起きたことは、我々が長く心に刻み、記憶し続ける出来事だと思います。あの巻き返しは信じられないものでした。誰も諦めようとはしませんでした」
しかしメキース代表は、その判断には代償があったことを認めている。
「確かに、我々はかなり遅い段階まで開発を続けました。昨年のプロジェクトの足かせとなっていた原因を完全に突き止めたかったからです。それはそのシーズンだけでなく、将来にわたる長期的な成功のために不可欠なステップだと感じたからです。その結果、2026年のスタート地点が悪くなったのは事実です。それは避けられないことでした」
それでもメキース代表は、同じ状況になれば再び同じ判断をすると強調した。
「もう一度同じようにするか? はい、間違いなくそうします。もしあの瞬間に戻ったとしても、我々は同じ道を選ぶでしょう。今の我々の問題がすべてそれで説明できるかと言えば、答えはノーです。それは言い訳に過ぎません。いくつもの要因が組み合わさっているのです」
レッドブルは次戦マイアミGPにアップグレードを持ち込む予定で、RB22は開幕数戦からすでに大幅な軽量化に成功しているとの報道もある。
メキース代表は、次のように語った。
「すべての問題が一度に解決するとは期待していません。しかし、ドライバーのマックス・フェルスタッペンとアイザック・ハジャーがより自信を持ってプッシュできるマシンを与えたいと、我々は間違いなくそう考えています」
マクラーレンでも、ランド・ノリスが同様の見方を示した。
2026年序盤のペース不足は、2025年タイトル獲得の引き換えだったのかという問いに対し、ノリスは次のように答えた。
「それがワールドチャンピオンになるために払う代償であり、すべてをひとつに賭けた結果です。でも、今は開発とアップグレードに取り組む時です」
両チームはマイアミGPで大規模なアップデートパッケージを投入するとみられており、序盤から快走を見せているメルセデスとフェラーリとの差を縮めようとしている。
元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、特にフェラーリが近いうちにプレッシャーを強めてくると予想している。
「彼ら(フェラーリ)の状態は非常に良いです。外から見ていても、チーム全体が活気に満ちあふれているのが分かります。いずれにせよ、メルセデスにとっては接戦になっていくでしょう。それについては確信を持っています。」
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