【F1カナダGP FP1レポート】赤旗3回の波乱 大幅アップデートのメルセデス1-2、新パーツなしでアロンソ10番手

2026年05月23日(土)8:40 am

記事要約


・大幅アップデートを投入したメルセデス勢が1-2、終盤に速さを見せる

・セッションはローソン、アルボン、オコンのトラブルで3度の赤旗中断

・アストンマーティン・ホンダはアロンソが終始トップ10圏内を走行


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5月22日(金)、2026年F1第5戦カナダGP(ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット)の初日、フリー走行1回目が行われた。

トップタイムを記録したのはアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)で、1分13秒402。2番手にはジョージ・ラッセル(メルセデス)が0.142秒差で続き、メルセデスがワン・ツーでセッションを終えた。3番手はルイス・ハミルトン(フェラーリ)で、トップから0.774秒差だった。

■赤旗3回の波乱、セッションは延長

FP1は3回の赤旗中断が発生する波乱のセッションとなった。中断で失われた時間がセッションに加算され、走行時間は延長された。

開始時の天候は晴れ。気温16℃、路面温度37℃、湿度29%というコンディションで始まり、終了時には気温17℃、路面温度41℃まで上昇した。

最初の赤旗は、リアム・ローソン(レーシングブルズ)が技術的なトラブルでコース上にストップしたことによるもの。パワーステアリング、または油圧系のトラブルとみられ、マシンからはうっすらと煙も確認された。

その後、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)はターン7付近でグラウンドホッグ(ウッドチャック)を避けきれずに接触し、そのままウォールにクラッシュ。マシンに大きなダメージを負い、ギアボックスとPU交換が必要になった。

終盤にはエステバン・オコン(ハース)が縁石付近でコントロールを失い、ウォールに接触。ノーズが破損し、破片回収のため3度目の赤旗が出された。

また、フランコ・コラピント(アルピーヌ)は序盤にスロットルの問題を訴えてピットに戻り、パワーユニット関連の電気系統の問題をチームが調査。最終的にタイムを記録できずにFP1を終えた。

■メルセデスが大幅アップデート、終盤に1-2

メルセデスはこのカナダGPに大幅なアップデートを持ち込んだ。

FIAに提出された資料では、フロントウイング、フロントウイングのエンドプレート、フロントコーナー、フロア、フロアボディ、ディフューザー周辺、リアコーナーなどに新パーツが確認されている。ただし、2台のマシンにすべての新パーツが装着されているかは現時点で不明だ。

マクラーレンとレッドブルもアップデートを投入している。

マクラーレンは新フロントウイング、新ボディワーク、冷却ルーバー、ハロ・ウイングレット、リアウイング・エンドプレート、リアサスペンション、フロアエッジの7箇所をアップデートした。

レッドブルはフロントウイング、フロントコーナー、フロア、エンジンカバーの4箇所をアップデートしている。

セッション序盤はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップタイムを記録し、中盤にはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が最速タイムを更新。終盤に入るとメルセデス勢が交互にファステストを刻み、最終的にアントネッリがトップ、ラッセルが2番手につけた。

フェラーリ、レッドブル、メルセデス、マクラーレンの上位勢は、セッションを通じておおむねトップ10圏内をキープ。一時はアービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)がミディアムタイヤで7番手につける場面もあった。

■アロンソはトップ10圏内を維持

アストンマーティン・ホンダ勢は、セッション開始直後にいち早くコースイン。最初はハードタイヤで走行を始め、その後ソフトタイヤに交換した。

フェルナンド・アロンソはセッションを通じてトップ10圏内をキープし、終盤にはミディアムタイヤに履き替えて走行した。FIAの資料上、アストンマーティンに新パーツの提出は確認されていないが、アロンソは10番手でFP1を終えた。

赤旗が相次ぐ難しいセッションとなったが、アストンマーティン・ホンダは序盤から安定して走行を重ね、カナダGP初日のスタートとしては一定の手応えを感じさせる内容となった。

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