レオナルド・フォルナローリが、2027年に向けたハースF1の候補として浮上した。アメリカ籍チームであるハースでは、将来のドライバーラインアップをめぐり、不透明感が高まっている。
現FIA F2王者であり、マクラーレンの支援を受けるフォルナローリは、F1バルセロナ・カタルーニャGP後の週にヘレス・サーキット(スペイン)でハースのマシンをテストした。これはチームのTPCプログラム※の一環だったが、予想外の動きとなった。
※TPCプログラム(Testing of Previous Cars):現役マシンではなく、過去の規則で作られた旧型F1マシンを使って行うテスト走行プログラム
チームは、2026年にトヨタからの新たな大型支援を受けて強化されたTPCプログラムについて、「TPCプログラムを通じてドライバーをテストし、評価する能力があります」と説明している。
このテストが行われたのは、マクラーレンF1代表のアンドレア・ステラが、21歳イタリア出身のフォルナローリにF1での機会を探していると認めたわずか数日後だった。
ステラ代表はバルセロナGPで次のように語った。
「レオナルドは、将来のF1にとって間違いなく資産です。レオナルドについては、私たちは彼に走ってほしいと考えています。間違いありません」
ステラ代表は、将来的にワークスチームへ移る可能性を見据えつつ、それ以前にフォルナローリを別のチームに送り込むことにも、マクラーレンが前向きであることを示唆した。
「私たちはレオナルドとともに、F1での可能性を探っていくべきです」
フォルナローリは、F1バルセロナ・カタルーニャGPのフリー走行1回目(FP1)にもマクラーレンから出走し、5番手でセッションを終えた。限られた機会の中で存在感を示したことも、今後のF1昇格候補として注目を集める要因のひとつとなっている。
ハースは2027年もフェラーリ育成ドライバーのオリバー・ベアマンを残留させると見られている一方、エステバン・オコンの将来はより不透明になっているようだ。
今回の動きは、ハースF1リザーブドライバーのジャック・ドゥーハンにとっても新たな障害となる。ドゥーハンはアルピーヌのレースシートを失った後、ハースでキャリアの立て直しを進めている。
オーストラリア出身のドゥーハンは、Fox Sportsの『Pit Talk』ポッドキャストで次のように語った。
「もし僕がマシンに戻ることができたら、それは素晴らしいことです。でも、通常よりもはるかに多くの要素が影響していることは分かっています」
ドゥーハンは、自分にできる準備や走りには集中している一方で、F1復帰のチャンスを本当に自分のものにできるかどうかは、自分だけでは決められないと説明した。チームの判断や契約状況など、自分では動かせない要素もあると語り、憶測にのみ込まれないようにしていると強調した。
「僕は、自分でコントロールできることにしっかり集中しているだけです。自分でコントロールできるチャンスはあります。ただ、そのチャンスを自分でコントロールできるものにするためには、自分ではコントロールできない部分も少しあるんです。意味は分かりますよね」
さらにドゥーハンは、次のように続けた。
「良いチャンスはあると思います。ただ、今の僕は、それがすべてか無かという状況にいるわけではありません。」
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