レッドブルF1に重圧「勝てるマシンが必要」フェルスタッペン陣営が移籍交渉を否定

2026年06月30日(火)22:06 pm

記事要約


・フェルスタッペン陣営がマクラーレン移籍報道を否定、競争力あるマシンを求める

・レッドブル残留を望む一方で勝てるマシンの必要性を強調

・大規模アップグレード投入の裏で残る将来の不透明感


マックス・フェルスタッペンをチームに引き留めようとするレッドブルの取り組みが強まる中、マクラーレンへの移籍に関する憶測が広がっている。

オーストリアGPのパドックでは金曜日、フェルスタッペンが2027年にマクラーレンへ電撃移籍する可能性について交渉を進めており、その一環としてオスカー・ピアストリが入れ替わる形でレッドブルへ移籍するという噂が駆け巡った。

■フェルスタッペン陣営が移籍報道を否定

しかし、フェルスタッペンのマネージャーであるレイモンド・フェルミューレンは、この噂を否定した。

「その話に事実は一切ありません」と、フェルミューレンはドイツ紙『Bild(ビルト)』に語った。

「交渉など行っていません。以前も言ったように、今後数週間でマシンがどのように進化するかを見守るつもりです。私たちは間違いなくレッドブルに残りたいと思っていますが、勝てるマシンが必要です」

■大規模アップグレード投入も残る課題

レッドブルにとって、このタイミングは間の悪いものだった。同チームはホームレースに大規模なアップグレードパッケージを投入しており、ドイツ誌『Auto Motor und Sport』は「RB22のコックピット後方は、事実上すべてが見直された」と報じている。

しかし、金曜日のフリー走行を終えた時点で、フェルスタッペンはすぐに手応えを得たわけではなかった。レッドブルは依然としてトップ勢のペースには届いていなかった。

フェルミューレンも、今レッドブルにプレッシャーがかかっていることを認めている。

フェルミューレンは、オランダ紙『De Telegraaf(デ・テレグラーフ)』に対し、レッドブル残留の前提として「トップで戦えるパッケージ」が必要だと強調した。

「私たちには、トップで戦えるパッケージがどうしても必要です。それが常に土台でした。私たちはレッドブルに居心地の良さを感じていますが、競争力を持ちたいのです。マックスは中団を走るために生まれてきたわけではありません」

フェルスタッペンが2027年も確実にレッドブルで走るかどうかを問われると、フェルミューレンは明言を避けた。

「現時点で『はい』か『いいえ』かを明言する必要はありません。私たちには守るべき契約があります」

■エンジニア離脱報道も重なるレッドブル

さらに不透明感を増しているのが、長年チーフエンジニアを務めてきたポール・モナハンも、ミルトン・キーンズを拠点とするチームを離れる準備を進めているとの報道だ。

『Bild(ビルト)』紙によると、モナハンはアストンマーティンからの関心があったにもかかわらず、すでにキャデラック加入を決断したという。

「モナハンは親しい関係者に対し、キャデラック行きを決めたと伝えている」と、同紙は報じた。

レッドブルF1のチーム代表ローラン・メキースには、モナハン本人からこの件について何も伝えられていないとされる。

「出てくる噂の一つひとつについて、私がコメントするのは適切ではないと思います」と、フランス出身のメキースは語った。

「ポールは実際に今日ここにいます。今朝、マシンを走らせるために非常に懸命に働いていました」

一方、フェルスタッペンについては、レッドブルが彼の将来について絶えず確認を求めているとの見方をメキースは否定した。

「数週間前にも言ったように、私たちは毎週マックスに確認を取っているわけではありません」と、彼は語った。

「彼は私たちとともに取り組み、マシンを正しい開発の方向へ導く手助けをしてくれています。今朝もセッションを通じて広範囲にわたるテストを行い、あらゆる可能性を探っていました。ですから、私たちにとってそれは話題ではありません。皆さんにも理解していただけると思いますが、もしマシンが私たちの望むレベルに戻れば、こうした話はなくなるでしょう。」

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