ザントフォールトで行われるオランダGPが、今月の開催を最後に当面F1カレンダーから姿を消すなか、マックス・フェルスタッペンは、同国のモータースポーツの未来を守るため、オランダ政府にさらなる支援を求めた。
オランダGPは、フェルスタッペンの絶大な人気を背景に、2021年にF1カレンダーへ復帰した。
元F1最高責任者のバーニー・エクレストンは今週、4度のF1世界王者に輝いたフェルスタッペンがいなければ、オランダGPの復活は実現しなかったとの見方を示している。
しかし、フェルスタッペンは、オランダGPがF1カレンダーから外れたあとも同国のモータースポーツ人気を維持するには、自身の存在だけでは不十分だと考えている。
オランダ誌『Formule 1』に、オランダでモータースポーツの人気を保つために何が必要かと問われたフェルスタッペンは、次のように語った。
「それは僕がどうにかできることではありません。今後の人気は、どんな才能が出てくるかに大きく左右されます。誰かがF1までたどり着いてくれることを願っています。それが一番大きな盛り上がりにつながるからです」
「もちろん、そこには運も関係してきます。かつてのドイツを見れば分かります。そして、政府にも支援に動いてもらいたいです」
フェルスタッペンは、政府による支援が状況を変える可能性があると考えている。
「そうした支援が大きな意味を持つこともあります。少なくとも、モータースポーツが何をもたらすのかは、誰もが目にしたはずです」と、28歳のフェルスタッペンは語った。
一方、フェルスタッペンは、ドイツの現状を教訓として挙げた。
ドイツは、自動車産業の長い歴史を持ち、ミハエル・シューマッハの活躍によって大きなF1ブームが起きた国だが、現在はF1レースが開催されていない。
「ドイツでは、あらゆるものに環境への配慮が強く求められています。その一方で、大手自動車メーカーを抱える国でもあります」と、フェルスタッペンは語った。
「この2つの間には隔たりがあります。幸い、ニュルブルクリンク24時間レースのような素晴らしいレースは今も残っていますが、そうしたイベントも、開催するのが難しい状況です」
一方、フェルスタッペンは、公的支援によって若い才能の成長を後押ししている好例としてスペインを挙げた。
「例えばスペインを見ると、何ができるのかが分かります。二輪ライダーやサーキットに対し、多くの支援が行われています。国が本気で取り組めば、才能ある選手が成長し、その力を十分に伸ばすための環境をつくることができます。」
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