【レッドブルF1】マルコ“沈黙”に800万ユーロか 2026年末までインタビュー禁止と報道

2026年08月11日(火)0:00 am

記事要約


・退任時の合意に守秘義務条項が盛り込まれ、2026年末までインタビューを禁じられたとの報道

・創業者マテシッツの死後、チームが根本的に変わったとバッハ記者が批判

・主要人物の相次ぐ離脱と、フェルスタッペンの技術プロジェクトへの信頼低下を指摘


レッドブルが、長年にわたりF1チームのアドバイザーを務めたヘルムート・マルコ博士を退任させた際、沈黙を守らせるために800万ユーロを支払ったと報じられている。

■退任時の合意に守秘義務条項か

ドイツ人記者のラルフ・バッハは、マルコ博士の退任時の合意に守秘義務条項が盛り込まれたと主張した。

これにより、マルコ博士は2026年末までインタビューに応じることを禁じられたという。

『f1-insider.com』に寄稿したバッハは、次のように記している。

「オリバー・ミンツラフCEO率いるレッドブルの新経営陣は、800万ユーロを支払ったとされています。創業者ディートリッヒ・マテシッツが重んじた、自由に発言できる企業文化の最後の名残さえ消し去るためです。退任時の合意には守秘義務条項が盛り込まれ、事実上、マルコの発言を封じました。マルコは2026年末まで、インタビューに応じることを禁じられています」

■マテシッツ死後の変化と新体制を批判

バッハは、今回報じられた取り決めを、率直な発言や型破りな意思決定を重んじた故マテシッツ時代の企業文化と対比させた。

「マテシッツの下、レッドブルは型破りで、大胆で、妥協を許さない企業として知られていました。しかし、彼の死後、レーシングチームは根本的に変わりました」

バッハはさらに、レッドブルF1のローラン・メキース代表と、メルセデスから加入予定のグウェン・ラグルーを含む新たな運営体制にも厳しい目を向けている。

ラグルーはマルコ博士の後任として、ジュニアプログラムを率いる予定だ。

「メキース代表は新たなリーダーシップのスタイルを体現しています。彼のモットーは、友好的に振る舞い、実質的なことは何も語らないまま多くを話し、自分に忠実なスタッフで周囲を固めることです。そうした人材がチームの競争力向上につながるかどうかは、二の次のようです」

■主要人物が相次ぎ離脱、フェルスタッペンの信頼も揺らぐ

さらにバッハは、レッドブルがエイドリアン・ニューウェイ、ロブ・マーシャル、ジョナサン・ウィートリーといった、代えの利かない人物を相次いで失ったと指摘した。

また、マックス・フェルスタッペンの技術プロジェクトに対する信頼も揺らぎつつあると論じている。

「フェルスタッペンに近い関係者は、有力な移籍先がないことから、彼が2027年もレッドブルに残る意向だとみています。その後は、移籍市場で別のチームを探す可能性があります」

元F1ドライバーのラルフ・シューマッハも、マルコ博士の不在による影響は、これまで担ってきたメディア対応だけにとどまらないとの見方を示した。

「ヘルムート・マルコの不在は、インタビューだけでなく、あらゆる場面で感じられます。」

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