FIA(国際自動車連盟)のモハメド・ベン・スレイエム会長は、アルゼンチンがF1カレンダーへの復帰を目指していることを公に支持する一方、新たなレースを加えるための空き枠を確保することが最大の障害になるとの見方を示した。
今回の発言は、アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領が、同国にはF1を再び開催するための「すべての条件が整っている」と述べ、フランコ・コラピントが母国でレースをする姿を見たいと語ったことを受けたものだ。
ブエノスアイレスで開催されたFIAアメリカ大陸会議で、ベン・スレイエム会長は次のように語った。
「私は、ここアルゼンチンでF1、あるいは世界ラリー選手権(WRC)のレースを開催する取り組みを支持します。アルゼンチンはF1カレンダーに加わるに値するでしょうか。答えはイエスです」
ベン・スレイエム会長は、その理由として、アルゼンチンの歴史やファンの関心、さらに改善している経済状況を挙げた。
「アルゼンチンには歴史があり、伝統があります。モータースポーツへの愛があり、経済状況も良好です。今のアルゼンチンは以前より良い状況にあります。ですから、実現可能です」
しかし、その一方でベン・スレイエム会長は、F1のアルゼンチン復帰がすぐに実現するとの期待には慎重な姿勢を示した。
「感情的な側面だけでなく、F1カレンダーについて考える際には合理的な側面もあります。アルゼンチンはF1カレンダーに加わるに値するでしょうか。答えはイエスです。しかし、完了しなければならないプロセスがあり、事業計画も必要です。そして、開催できる枠の数には限りがあります。アルゼンチンが加わるのであれば、どこかが外れなければなりません」
ブエノスアイレスのサーキットでは、すでにF1開催を念頭に置いた改修工事が進められている。また、ミレイ大統領は今回のFIA会合の機会に、アルゼンチンでのF1復活についてベン・スレイエム会長に直接働きかけた。
ベン・スレイエム会長はさらに、多くの支持を集めるアルゼンチン出身のドライバー、フランコ・コラピントについても高く評価した。コラピントは、アルピーヌF1のエグゼクティブアドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレのもと、チームとの契約が延長されたばかりだ。
「彼は素晴らしいドライバーです。コラピントは今後もF1で活躍し続ける存在です。敬意ある振る舞いとスポーツ面での実力によって、アルゼンチンを最高の形で代表しています。」
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