F1はイタリアのモンツァで、2026年に導入された新レギュレーションの限界が、これまで以上に鮮明に表れる可能性がある。さらに、パワーユニット(PU)の技術的な調整に対応するため、2027年から決勝距離を短縮する案を全チームが支持したことも明らかになった。
フェルナンド・アロンソは、「スピードの神殿」として知られるモンツァでのエネルギー事情が、今季でも最悪の部類になると予想している。
「シルバーストンや鈴鹿よりも悪くなるでしょう。ラスベガスと並んで、カレンダーの中で最悪です」
マックス・フェルスタッペンも同様に厳しい見方を示した。
「本当に厳しいことになるでしょう。僕たちはアクセルの踏み方に気をつけるしかありません。まあ、そういうことです」
ルイス・ハミルトンは、電気エネルギーを使い切ることで、ドライバーが従来よりも20~30km/h遅い速度でブレーキングゾーンに入る可能性があると語った。
「ここではいつも、ストレートの終わりまでエンジンがうなりを上げ、ブレーキングゾーンに入る直前まで加速し続けていました。あれは本当に素晴らしかったんです。でも、今週末はそうならないでしょう。おそらく、ブレーキングゾーンに入る前からシフトダウンすることになると思います。僕としては、それがいい形だとはやはり思えません」
ピエール・ガスリーは、モンツァで問題が鮮明になることが、F1をより良いレギュレーションへと向かわせるきっかけになる可能性もあると考えている。
「批判するために言っているわけではありません」
ガスリーはそう前置きした。
「単純に、このサーキットでは、このレギュレーションの限界が明らかになると思っています。モンツァは『スピードの神殿』ですが、残念ながら少し速度を落として走ることになります」
カルロス・サインツは、日曜日の決勝では、一度相手を追い抜いても直後には逆に抜き返されやすくなる「ヨーヨー」のような展開が再び見られると予想している。
「オーバーテイクしても、次の周にはまた抜き返されるでしょう。僕は昔ながらのモンツァの方が好きです。ストレートの途中でエンジンのパワーが落ちなかった頃ですね」
一方、選手権首位のアンドレア・キミ・アントネッリは、シミュレーターでの作業を踏まえ、やや楽観的な見方を示している。FIA(国際自動車連盟)がエネルギー回生量の上限を変更したことで、ストレートでの急激な減速は抑えられると考えている。
「全体としては、僕たち全員が予想していたよりもかなり良くなると思います」
さらに、2027年から通常のF1グランプリの決勝距離を約5%短縮する案を全チームが支持したことが明らかになった。現在の約305kmから約290kmへ短縮する案だ。
これは、パワーユニットにおける内燃エンジンと電動パワーのバランスが、より内燃エンジン寄りに変更されることに伴うものだ。レース距離を短縮することで、燃料タンクを大型化するための高額な再設計や、それに伴うシャシーのパッケージング変更を避けることができる。
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