メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリは、母国レースとなるF1イタリアGPで最後尾からスタートすることを不安視しておらず、モンツァでは追い抜きが容易だと強調した。
選手権リーダーのアントネッリは、使用可能なパワーユニット(PU)の基数を使い切ったため、今週末に新品のメルセデス製PUを投入する。ただし、このPUにはメルセデスがADUO(追加開発・アップグレード機会)を活用して開発したアップデートはまだ含まれていない。
新仕様の投入は10月になる見通しで、オースティンで行われるアメリカGPかメキシコGPが候補とされている。このため、アントネッリはシーズン後半に再びPU交換によるグリッド降格ペナルティを受ける可能性がある。
モンツァで最後尾からスタートすることについてスイス紙『Blick』から質問された20歳のアントネッリは、簡潔に答えた。
「モンツァなら問題ありません。追い抜きは簡単です」
元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、アントネッリの人気がすでにモンツァの週末を象徴する大きな要素になっていると考えている。
「もしキミがモンツァで勝てば、フェラーリが優勝したときと同じくらい、この場所は熱狂するでしょう」とシューマッハはドイツのテレビ局『Sky Deutschland(スカイ・ドイッチュラント)』に語った。
さらにシューマッハは、アントネッリがいずれマラネロを本拠地とするフェラーリに加入すると確信している。
「もしキミが赤いマシンをドライブしてレースに勝ったら、モンツァは全面的に改修しなければならなくなるでしょうね」と笑った。
「彼はみんなに愛されています。彼がフェラーリに乗ることは、イタリア人にとって究極の夢でしょう。キミがこのままの走りを続ければ、キャリアのどこかで必ずフェラーリをドライブすることになると確信しています」
F1のステファノ・ドメニカリCEOも、アントネッリの台頭がサーキットの枠を超え、F1全体に恩恵をもたらしているとイタリア紙『Corriere della Sera』に語った。
「これは、経済面も含め、私たちの国に大きな後押しをもたらしている美しい物語です。キミはとても若く、初々しく、自然体です。そして、そこには並外れてロマンチックな要素もあります。」
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