F1全車搭載の燃料流量センサー巡り特許訴訟!今週末のアメリカGPへの影響は?

2026年10月23日(金)11:30 am

記事要約


・F1全チームが使用する燃料流量センサーを巡り、旧供給元のイギリスのメーカーが提訴

・2026年から供給を担うドイツ企業に対し、故意の特許侵害を主張

・緊急差し止めは求めておらず、今週末のアメリカGPへの影響はない見通し


F1アメリカGPの開催を数日後に控え、全F1マシンに搭載されている燃料流量センサーを巡る特許侵害訴訟が起こされた。旧供給元のイギリスのメーカーが、2026年からFIA(国際自動車連盟)の公式サプライヤーとなったドイツ企業を提訴した。

■F1燃料流量センサーを巡り、旧サプライヤーが提訴

アメリカの法律専門メディア『Bloomberg Law』が最初に報じたところによると、イギリスのセントロニクス・ホールディングス(Sentronics Holdings)は、ドイツの競合企業アレングラ(Allengra GmbH)を相手取り、米テキサス州西部地区連邦地方裁判所に訴訟を起こした。

セントロニクスは、アレングラ製の超音波式燃料流量センサーが、車両の燃料流量の測定方法に関する自社の米国特許を侵害していると主張している。

アレングラは2026年から、セントロニクスに代わってFIAのF1燃料流量計サプライヤーとなり、現在は同社の装置が全チームで使用されている。

■アメリカ国内での使用や販売を問題視、故意の侵害も主張

セントロニクスは訴状の中で、アレングラが「超音波式燃料流量測定装置をアメリカ国内で製造、使用、販売、販売の申し出、または輸入している」と主張している。

さらに、アレングラがF1チームやFIAに対し、これらの装置を使用するよう働きかけているとも訴えている。訴状では、オースティンで開催されるアメリカGP、マイアミGP、ラスベガスGPというアメリカ国内の3レースが具体的に挙げられている。

また、セントロニクスは、アレングラが少なくとも2025年8月以降、問題となっている一連の関連特許の存在を認識していたと主張。それでも侵害を続けているとして、「故意」の特許侵害に当たると訴えている。

■緊急差し止め請求はなく、アメリカGPへの影響はない見通し

今回の訴訟が今週末のF1アメリカGPに影響を及ぼすことはないとみられている。

セントロニクスは、問題となっている燃料流量センサーの使用を禁止する緊急差し止め命令を裁判所に求めていないためだ。


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