角田裕毅の2027年は? キャデラックに道はあるか、インディカーと去就を左右する条件

2026年10月20日(火)16:30 pm

記事要約


・来季のレギュラーシート獲得を目指す角田

・キャデラックの体制変更が移籍の前提

・インディカーテスト参加の見通し、移籍は未確定


現在、レッドブルのリザーブドライバーを務める角田裕毅は、9月に2027年のF1レギュラーシート獲得を改めて目標に掲げた。来季の体制が固まるチームもある中、キャデラック加入の可能性も含め、角田が再びレギュラーシートを得るには、どのような条件が必要になるのか。

■レッドブルは来季体制を決定 レーシングブルズもシート争い

角田がレギュラーシートを得るうえで、レッドブル陣営内の選択肢は限られつつある。レッドブルは9月23日、イザック・ハジャーの契約延長を発表。マックス・フェルスタッペンとハジャーの組み合わせで2027年を迎えることを明らかにした。

一方、レーシングブルズでは来季のドライバー選考が続いている。F1公式サイトは10月12日、アラン・パーメイン代表が来季の体制を数週間以内に決める考えを示したと伝えた。同記事は、リアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドに加え、F2のニコラ・ツォロフを候補として挙げている。

角田の可能性が完全に消えたとは言えないものの、同記事で候補として名前が挙がっているのはこの3人だ。陣営内でレギュラーシートを得るには、選考の流れが変わる必要がありそうだ。

また、10月15日には、ハースが2027年にラファエル・カマラを起用することが発表された。残るシートもオリバー・ベアマンの継続が有力とされており、角田の移籍先として有力視できる状況ではない。

■キャデラック加入説は「体制変更」が前提

他チームでは、キャデラックが2027年に向けて、セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスの組み合わせを見直す可能性が報じられている。後任候補にはエステバン・オコンの名前が挙がっている。

シート変更には契約上の課題もある。スイス紙『Blick』のロジャー・ブノワ記者は、ボッタスを契約途中で放出する場合、数百万ドル規模の契約について、解除に伴う支払いが必要になると指摘している。

ただし、この報道は角田との交渉を伝えたものではない。仮にシートが空いても、オコンらとの争いになる可能性があり、現時点で角田を最有力候補と見ることはできない。体制変更は、角田にチャンスが生まれるための条件の一つだ。

■インディカーはテスト参加の見通し 移籍決定とは別

インディカーについては、角田が10月26日にアメリカ・アラバマ州のバーバー・モータースポーツ・パークで行われる評価テストに、マイヤー・シャンク・レーシングから参加する見通しだと報じられている。

実現すれば、将来の参戦先を探る機会になりそうだ。ただし、テスト参加がレース参戦の契約に直結するわけではなく、F1での活動終了が発表されたわけでもない。

■「F1が僕の人生」 9月にもレギュラーシート獲得への意欲

角田は以前にも、インディカーなどへの転向について質問を受けている。2025年12月、翌年にテスト兼リザーブドライバーを務めることが決まった直後の角田は、次のように答えていた。

「F1が僕の人生です。他のことを考えるには、まだ早すぎます」

これは当時の発言であり、現在のインディカーに対する考えを示したものではない。一方、今年9月にもレギュラーシート獲得への意欲を示しており、テスト参加の報道だけでF1での目標を断念したとは言い切れない。

■レギュラーシート獲得を左右する今後の判断

今後の焦点は、キャデラックを含む各チームが来季の体制をどう決めるかだ。現行ドライバー2人の継続が決まれば、そのチームで角田が来季のレギュラーシートを得る可能性は一段と限られる。

2027年の役割は未定だが、角田自身はリザーブドライバーとしての継続を望んでいない。

9月にマドリードでモータースポーツアプリの『GPblog(GPブログ)』から、もう1年リザーブドライバーを務める意思があるかと問われると、「そうしたくはありません。僕はレースがしたいです。特に、この3戦を経験して、その思いが強くなりました」と答えた。

F1のレギュラーシート獲得を最優先に、レースへの出場機会を求めている。

インディカーでは、テストが実現し、その後の参戦機会につながるかが注目される。各チームのシート動向と、角田自身が示す今後の方針が、進路を左右することになりそうだ。


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