「レッドブルが第一希望だった」ハミルトンのF1移籍交渉をホーナーが回顧

2026年10月23日(金)6:00 am

記事要約


・ハミルトン、2013年のメルセデス移籍前にレッドブル加入を希望

・ホーナーが新著で明かす、ニューウェイの自宅での極秘会談

・ベッテルとの豪華コンビ構想も、巨額の獲得費用が障壁となり実現せず


元レッドブルF1代表のクリスチャン・ホーナーが、ルイス・ハミルトンの知られざる移籍交渉を明かした。2013年にマクラーレンからメルセデスへ移籍する前、ハミルトンが移籍先の第一希望としていたのはレッドブルだったという。

■ハミルトン、メルセデス移籍前にレッドブル加入を希望

ホーナーは新著『Drive』の中で、ハミルトンとの極秘会談について記している。

会談の舞台となったのは、イギリス・アスコット近郊にあるエイドリアン・ニューウェイの自宅だった。ニューウェイは現在、アストンマーティンF1のチーム代表を務めている。

ホーナーは、当時のハミルトンの意向を次のように説明している。
「彼はマクラーレンを離れようとしていて、移籍先の第一希望は私たちレッドブルでした」

会談では、ハミルトン自身がレッドブル加入に必要な条件を尋ねたという。
「私たちが席に着くと、彼は『レッドブルに加入するには、何が必要ですか?』と尋ねてきました」

■ニューウェイはベッテルとハミルトンのコンビに前向き

当時、レッドブルにはセバスチャン・ベッテルが所属していた。ニューウェイは、ハミルトンを迎えて両者を組ませる構想に強い関心を示していたという。

ホーナーも、その組み合わせの魅力について次のように記している。
「セバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンというドライバーラインアップは、非常に魅力的な構想でした」

しかし、レッドブル内部で意見が一致していたわけではない。ホーナーによると、ヘルムート・マルコ博士はハミルトンの加入にそれほど前向きではなかったという。

■巨額の獲得費用が障壁に、ハミルトンはメルセデスへ

最終的に移籍実現への最大の障壁となったのは、金銭面だった。ホーナーは、ハミルトンの獲得には莫大な資金が必要だったと説明している。

「もちろん、障壁となったのはお金でした。ルイスをレッドブルに迎え入れるには、いずれにしても桁外れの金額が必要だったのです」

結局、レッドブルへの移籍は実現せず、ハミルトンは2013年にメルセデスへ加入した。

その後、メルセデスでさらに6度のF1ワールドチャンピオンに輝き、2025年にはフェラーリへ移籍した。


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