・アロンソは成績次第で2026年以降もF1継続の意向を示した
・アストンマーティンは前半戦の苦戦を認め、後半の改善に期待を寄せた
・ホンダは課題を認めつつ、将来的な新型パワーユニット導入の可能性に言及した
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アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、2026年以降もF1キャリアを続ける可能性をほのめかした。F1を低迷した状態のままで去りたくないと明言している。
現在44歳で、最近第一子が誕生したばかりのアロンソは、フランスのスポーツ紙『L'Equipe(レキップ)』に対し、今も以前と変わらず競争心は旺盛だと語った。
「今でも競争心は健在ですし、スピードの衰えもありません。それに、F1が大好きなのです。スペインにいるときはカートに乗って、9歳、12歳、15歳の子どもたちとレースをします。精神年齢は同じままで、今でも互角に戦えるんです」
契約満了後の去就が不透明な中、アロンソは、パフォーマンスが今後の決断の鍵になることを強調した。
「F1を不本意な形で去りたくありません。マシンの戦闘力が足りなければ、もう1年走るつもりです」と、スペイン出身のアロンソは語った。
一方で、アストンマーティンの現状は依然として厳しい。ホンダとともに、チームは苦戦を強いられている。
アロンソは、日本GPの舞台である鈴鹿で次のように語った。
「開幕2戦は厳しく、今回のレースも厳しいものでした。そして今後の10レースも同じように苦しい戦いを強いられるでしょう。今のうちに言っておきます」
「今すぐに状況が変わることはないでしょう。シーズン前半は非常に厳しい戦いになるでしょうが、後半は良くなることを願っています」
アロンソは、改良には時間がかかると強調した。
「F1では一夜にして物事が変わることはありません。数か月はかかるでしょう。おそらく夏頃、あるいは夏以降も、毎レース似たような状況が続くと思います」
苦しいスタートを切ったにもかかわらず、アロンソは忍耐力が自分の強みのひとつだと主張する。
「忍耐力に関しては、自分がナンバーワンだと思っています。トップ5にも入れないようなマシンを与えられただけで、怒りが爆発してしまうドライバーもいます。僕は23年間、トップ4にも入れないようなマシンで勝利を目指して戦ってきたんです」と、アロンソは笑顔で語った。
ホンダのホームレースとなる鈴鹿では、両マシンが予選でグリッド後方に沈み、厳しい現実が浮き彫りとなった。
ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアである折原伸太郎氏も、現状への失望を隠さなかった。
「ファンに見せたかったのはこんな姿ではありません。望んでいた結果でもありませんが、これが現時点での我々のパフォーマンスです。課題が山積みであることは承知しています」と、折原氏は述べた。
また、アストンマーティンF1代表を務めるエイドリアン・ニューウェイが、ホンダF1のスタッフの多くが「ソーラーパネル」の生産に配置転換されていると先日発言したことについても言及した。
「それがホンダの哲学です。モータースポーツとほかのプロジェクトの間で時間を配分しています。今は、このプロジェクトに必要なエンジニアが揃っていると確信しています」と明言した。
しかし、現状の問題を根本的に解決するのは容易ではないことも認めた。
「レギュレーションが非常に複雑なので、具体的な日付をお伝えするのは難しいです。ガレージに入るたびに改善を考えていますが、同時にHRC Sakura(ホンダのレース技術開発を担う最先端の研究・製造施設)でもパフォーマンス向上に向けて取り組んできました」
「時期について話すのは難しいですが、いずれは新型パワーユニット(PU)を導入するつもりです」と、折原氏は明かした。
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