「レッドブルは戦える位置にいる」マルコ博士が語る反撃の根拠、ツォロフ加入説も浮上

2026年06月25日(木)15:45 pm

記事要約


・マルコ博士がオーストリアGPでのレッドブル反撃に期待

・最低重量に到達の新型車でタイトル争いは転換点へ

・ツォロフ加入説の浮上でローソンの将来に不透明感


レッドブルF1の元アドバイザーであるヘルムート・マルコ博士は、今週末のF1オーストリアGPが、2026年のタイトル争いの転換点になる可能性があると考えている。

昨シーズン限りでF1の第一線を退いた83歳のマルコ博士だが、現在もレッドブルとの関係は続いており、チームの母国レースであるオーストリアGPの開催地シュピールベルクではアンバサダーを務めている。

「今では皆さんと同じように、普通のテレビ視聴者になっています」と、マルコ博士はオーストリア紙『Kleine Zeitung』に語った。

また、遠征生活を恋しく思うことはないという。

「私は以前から『辞めるときはきっぱりと辞める』と常々言っていました」とマルコ博士は語った。

「移動がいかに疲れるものだったか、後になって初めて実感しました」

マルコ博士は、現在のF1パワーユニット(PU)規則に依然として批判的な立場だが、レースそのものは見応えがあると認めている。

「私はすべてのデータを受け取らないことにしました」とマルコ博士は語り、現行のPU規則によって、遠くからレースの展開を細かく把握することが難しくなったと説明した。

「エネルギー回生を伴う複雑なエンジン規則があるとはいえ、レース自体は概ね面白いです。ただ、このスポーツにとって、ルイス・ハミルトンがフェラーリで勝つことは間違いなく大きな追い風になります」

■マルコ、レッドブルのアップグレードに期待

今週末については、フェラーリがバルセロナ・カタルーニャGPで勝利を挙げたものの、依然としてメルセデスが本命だと見ている。

「新レギュレーションによって、メルセデスは明らかに本命という立場にあります」

一方で、開発競争にはまだ十分に逆転の余地があると考えている。

「レギュレーション導入初期のこの段階では、アップデートの効果は非常に大きく、一度の投入で0.5秒を稼ぐことも可能です」

また、レッドブル自身のアップグレードパッケージにも期待を寄せている。

「レッドブルは今回、初めて最低重量に到達したマシンを投入します」とマルコ博士は明かした。

「レッドブルは間違いなく戦える位置にいます」

■トストもレッドブルの進歩を高評価

アルファタウリF1(現レーシングブルズF1)の元チーム代表フランツ・トストも、同様に前向きな見方を示している。

「シーズン開幕時と比べて進歩しています」と、トストはオーストリア紙『Krone Zeitung(クローネン・ツァイトゥング)』に語り、レッドブル・レーシングについて言及した。

「アップデートがどのような効果をもたらすのか、注目です。レッドブルはさらに差を縮められると確信しています」

マルコ博士は現在のレッドブルのドライバー陣についても振り返った。

現在レッドブル・レーシングで走るアイザック・ハジャーについては、次のように評価している。

「彼は新世代のカート出身ドライバーで、ジュニアカテゴリーではいつも不運に見舞われていました。それでもF2では、彼が最速のドライバーでした」

また、レーシングブルズのルーキー、アービッド・リンドブラッドについても高く評価した。

「18歳とは思えないほど、冷静で落ち着いています」

■ツォロフ加入説でローソンの将来に注目

こうしたコメントが出るなか、レッドブルの将来のドライバー計画を巡る憶測も強まっている。

スペインの『SoyMotor.com』は、ニコラ・ツォロフが2027年にレーシングブルズからF1デビューするシートをすでに確保したと報じている。ただし、レッドブル側からの正式発表はなく、この動きが事実であれば、リアム・ローソンの将来には大きな疑問符が付くことになる。

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