ルワンダのF1開催決定でベルギーGPの将来に懸念 解説者が働きかけを求める

2026年10月18日(日)20:30 pm

記事要約


・ルワンダの長期契約でスパの将来に懸念

・スパとバルセロナは交互開催へ、開催年は決定済み

・新たな開催地との開催料の差で欧州のレースに圧力


■ルワンダでの開催決定で再び懸念

ルワンダでのF1開催が決まり、ベルギーGPの舞台であるスパ・フランコルシャンが将来的に開催枠を失うのではないかとの懸念が再び強まっている。

ベルギーの放送局『VRT』は、スパがバルセロナとの交互開催に移る一方、ルワンダは2030年代初頭からの開催に向けて10年間の契約を結んだと伝えた。

F1の公式発表では、スパは2027年、2029年、2031年、バルセロナは2028年、2030年、2032年に開催する予定だ。また、ルワンダで行われるレースの名称は「アフリカGP」で、初開催の具体的な日程は今後発表される。

ベルギーの『Play Sports(プレイ・スポーツ)』の解説者ゲルト・フェルメルシュは、伝統ある欧州のレースが開催枠を維持するうえで厳しい状況に置かれていると指摘した。ルワンダでの新たなレースについて尋ねられ、次のように語った。

「少し心配しています。ルワンダでのGPの枠を確保するには、どこかのレースがカレンダーから外れなければなりません。そのため、ベルギーは開催を維持するために働きかける必要があります」

■ドライバーとファンの支持だけでは不足

フェルメルシュは、スパがドライバーやファンに支持されていても、それだけでは十分でない可能性があるとみている。

「ドライバーはここへ来るのが大好きです。雰囲気はいつも素晴らしく、世界で最も美しいサーキットの一つです。しかし、F1のオーナーにとって、それだけでは不十分です」

■開催料の差が欧州戦を圧迫

新しい開催地がより高額な開催料を提示できるため、欧州のレースは一段と不利になっているとフェルメルシュは指摘した。

「欧州のGPは、ほかのグランプリと比べて支払う開催料がかなり低いため、アメリカのオーナーにとって、すでに優先順位が低くなっています。そのため、スパ・フランコルシャンとバルセロナは、欧州の中で不利な立場にあります。」


【関連記事】
●〖F1〗ルワンダ2030年開催報道を南アフリカのスポーツ相が祝福 正式発表前も自国開催に意欲
●〖F1〗クルサード、アフリカ復帰の発表間近と示唆 ルワンダで2030年から開催合意との報道
●〖F1〗マレーシアGPの恒久復帰へ正式協議開始 9年ぶりのセパン開催に過去最多26万1000人
●〖F1〗カタールGPとアブダビGPは予定通り開催へ バーレーンGPのセパン開催には1000人超が尽力
●F1はイモラが代替案、F2はバクーで今期終了の可能性 貨物は中東へ向かわず欧州へ
Xでポスト Fbでシェア Googleで優先