フェルスタッペン、2027年の移籍先候補が狭まる ウェバーがピアストリ離脱説を否定

2026年07月15日(水)12:00 pm

記事要約


・ウェバーがピアストリのマクラーレン離脱説を「ナンセンス」と一蹴

・レッドブルの不振でフェルスタッペンの契約解除条項に注目

・元F1ドライバーがメルセデスとマクラーレン移籍の可能性を分析


■ウェバーがピアストリ離脱説を否定

マックス・フェルスタッペンの2027年に向けた選択肢は、狭まりつつあるようだ。

マクラーレン移籍の可能性をめぐる憶測が、明確に否定されたためだ。

イギリスGP後の報道では、オスカー・ピアストリがマクラーレンとの現行契約から離脱する方法を模索している可能性があり、それによってフェルスタッペン加入への道が開けるのではないかと伝えられていた。

しかし、ピアストリのマネージャーであるマーク・ウェバーは、こうした報道を否定した。

「オスカーは当面、マクラーレンとの契約下にあります」とウェバーはアメリカ誌の『RACER(レーサー)』に語った。

「彼が離脱に向けて動いているという話は、まったくのナンセンスです」

ピアストリもイギリスの『BBC(英国放送協会)』のインタビューで、フェルスタッペンのマクラーレン移籍説について問われた際、同様の姿勢を示した。

「僕にとって一番大切なのは、自分の仕事に集中することです」とピアストリは語った。

「僕はこの先もしばらくここにいることが分かっていますし、チームが僕に満足していることも分かっています。僕もチームに満足していますし、関係も良好です。だから僕にとっては、ただの雑音にすぎませんし、自分が対処すべきことでもありません」

■イギリスGP後に強まるフェルスタッペン去就の不透明感

フェルスタッペンの去就をめぐる不透明感は、イギリスGP後に一段と強まった。

フェルスタッペンは、リアウイングに再び不具合が発生し、戦略をめぐっても新たな意見の相違が生じたことを受け、レッドブルを公然と批判していた。

元F1ドライバーのティモ・グロックは、レッドブルが自社製パワーユニット(PU)へ移行したことで、成績が振るわなかった場合にフェルスタッペンがチームを離れられるとされる契約解除条項の重要性が、これまで以上に増したと考えている。

「新しいエンジン規則が導入され、レッドブルがPUメーカーになったことで、状況が悪化した場合にチームを離れられるよう、契約解除条項には以前より多くの条件が盛り込まれたことは明らかです」とグロックはオーストリアのメディア『Heute』に語った。

「誰もが契約解除条項について話しています。どうやら実際に存在するようです。問題は、彼にどのような選択肢があるのかということです」

フェルスタッペンの父ヨス・フェルスタッペンとマネージャーのレイモンド・フェルミューレンは、イギリスGP後、オランダのアムステルダムで元レッドブルF1アドバイザーのヘルムート・マルコ博士と会談しているところを目撃された。

フェルスタッペン陣営は、マルコ博士がチームを去り、その影響力が失われたことを惜しんでいるとも報じられている。

■グロック「経験ある人材は簡単に置き換えられない」

グロックは、レッドブルの低迷を一人の人物だけの責任にすることはできないと語った。

「マルコ博士は、チームを一定の成功へ導き、適切な人材を配置した人物でした」とグロックは述べた。

「マルコ博士が配置した経験豊富な人材は、今では全員チームを去っています。レッドブルは組織再編の最中にありますが、彼らのような経験を持つ人材を簡単に補うことはできません」

一方、元F1ドライバーのクリスチャン・ダナーは、フェルスタッペンがレッドブルを離れることに懐疑的な見方を示した。

「メルセデスF1のトト・ウォルフ代表が、フェルスタッペンと自身が育成してきたアンドレア・キミ・アントネッリを組ませるとは、私にはまったく想像できません」とダナーはドイツのメディア『motorsport-magazin.com』に語った。

「残る移籍先の候補はマクラーレンですが、現在は苦戦しています。率直に言えば、フェルスタッペンはレッドブルに残り、状況を立て直そうとするのではないでしょうか。今後3カ月で、状況がどちらへ向かうのかが見えてくるでしょう」

■アルバース、アントネッリ好調なら大型補強は不要と指摘

元F1ドライバーのクリスチャン・アルバースは、アントネッリが現在の調子を維持するなら、メルセデスがフェルスタッペン獲得に動く理由はさらに少なくなるとみている。

「アントネッリがこの調子を維持し、ラッセルを大きく上回る速さを見せ続けるなら、ウォルフ代表が新たな大物を獲得する理由はないと思います」とアルバースはオランダ紙『De Telegraaf(デ・テレグラーフ)』に語った。

さらにアルバースは、ウェバーがドライバー市場で選択肢を探っていることを過度に解釈すべきではないと付け加えた。

「もちろん、ウェバーはピアストリのために選択肢を探り続けています」とアルバースは述べた。

「ピアストリが移籍する可能性はあります。しかし、それはマックスとは関係ありません。ウェバーは常にピアストリの選択肢を探っていますし、マックスの陣営も同じように選択肢を探っています。」

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