アロンソ「電動アシストなしではF2より非力」スパで露呈か、2026年F1規則の問題に警鐘

2026年07月16日(木)12:00 pm

記事要約


・スパ・フランコルシャンではエネルギー管理が大きな課題になるとの懸念

・フェラーリは高速区間向けのマカレナ・ウイング改良版を準備

・レッドブルはスパに向け慎重、フェラーリの信頼性が強みとの見方


■アロンソ、スパ・フランコルシャンでのF1に警鐘「F2よりパワーが少ない」

フェルナンド・アロンソは、物議を醸している2026年F1レギュレーションによって、今週末にF1ベルギーGPが行われるスパ・フランコルシャンで、F1にとって恥ずべき光景が生まれる可能性があると警告した。

2度のF1世界王者であるアロンソは、新レギュレーションを継続的かつ率直に批判しているドライバーの一人だ。

高速サーキットであるベルギーのスパ・フランコルシャンでは、エネルギーマネジメントが特に大きな問題になるとみている。

「スパ・フランコルシャンで、最初のコーナーであるラ・ソースからターン5のレ・コンブまで、相手を攻めたり守ったりするためにエネルギーを使えば、残りのラップは“フィニート(終わり)”です」とアロンソは語った。

「第2セクターでは丸1分間、電動パワーをまったく使えなくなります。電動アシストがまったくない状態では、今年のマシンは昨年より大幅にパワーが少なく、F2よりも非力だということを忘れてはいけません」

■フェラーリはスパ・フランコルシャンでマカレナ・ウイング改良版を投入か

F1の現行レギュレーションをめぐる懸念が広がる中、フェラーリはスパ・フランコルシャンで改良型の「マカレナ・ウイング」を投入するとみられている。

イタリアメディアによれば、このリアウイングによって、ベルギーの長いストレートで最高速が最大11km/h向上する可能性があるという。

FIA(国際自動車連盟)は、フェルスタッペンのマシンで最近相次いだリアウイングの不具合を受け、すでに「マカレナ・ウイング」のコンセプトを詳しく調査している。

レッドブルF1のローラン・メキース代表も、チーム独自の攻めた設計を断念しなければならない可能性さえあると認めている。

元F1チームオーナーのジャンカルロ・ミナルディは、フェラーリが最近見せている進歩によって、タイトル争いの構図が変わったとみている。

「シルバーストンでは、この世界選手権がいかに拮抗しているかが改めて確認されました」とミナルディは語った。

「今シーズンの残りの戦いでは、細部が勝敗を分けることになるでしょう」

■レッドブルはスパ・フランコルシャンへ控えめな見通し

一方、レッドブルは大きな期待を抱かずにスパ・フランコルシャンへ向かう。

「今シーズン、いずれかのグランプリで優勝できるとは考えていません」とメキース代表は認めた。

「オーストリアGPで投入したアップデートだけでは不十分であることは明らかです」

元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、イギリスGPで選手権首位のアンドレア・キミ・アントネッリのマシンに再びトラブルが発生したメルセデスとは対照的に、フェラーリの高い信頼性が決定的な要素になる可能性があるとみている。

「信頼性に関しては、現在、フェラーリが最も安定したチームです」とシューマッハは語った。

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