フェラーリは、F1イタリアGPでADUO(追加開発・アップグレード機会)を活用した今季2回目のパワーユニット(PU)アップデートを投入することを明らかにした。新仕様では約15馬力の向上が見込まれているという。
フェラーリF1のフレデリック・バスール代表は、イタリアGPのプレビューで次のように語った。
「正しい方向への一歩です。今年は小さな改善を積み重ねることがすべてだと分かっています」
バスール代表はイタリア紙『La Gazzetta dello Sport』の取材でも、新しいエンジンを「前進」と表現する一方、すぐに大きな成果を期待すべきではないと警告した。
「予算と時間の制約があるなかで、シーズン中にエンジンを開発することは本当に複雑です。進歩はしていますが、モンツァでメルセデスに追いつけるとは考えていません。かなり大きな差があるからです。しかし、目標は明確です。自分たちに集中し、まだ何ができるのかを見極めながら、進歩を続けていくことです」
バスール代表は、コストキャップの制約により、メルセデスF1にはさらなるアップデートを行う余地が限られているとしたトト・ウォルフ代表の最近の発言についても質問された。
フェラーリにも同様の懸念があるかと問われると、バスール代表は次のように答えた。
「正直なところ、ありません。ほかのチームも同じだと思いますが、私たちは落ち着いています。多くのアップデートを投入しているのは私たちだけではありません。例えば、マクラーレンを見れば分かります」
一方、予算にとってより大きな脅威となるのは、大規模なクラッシュが繰り返されることだと説明した。
「そのような事態が3回、4回と続けば、修復に割り当てなければならない予算が増え、全体への負担が大きくなります」
フェラーリのタイトル獲得の可能性について、バスール代表は今回も先を見過ぎることを避けた。
「まず何よりも改善し、開発面でもサーキット上でも、より良い仕事をして、一貫性を高める必要があると思います」
マクラーレンがハンガリーGPとオランダGPで連勝したことを受け、フェラーリは最近のレースで十分な仕事ができていないことも認めた。
「マクラーレンは完璧な仕事をして、ブダペストとオランダで勝利しました。私たちも同じことをする必要があります。」
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