・ネルソン・ピケJr.は、フェラーリ内の序列は「ルクレールがナンバー1、ハミルトンがナンバー2」と指摘
・ラルフ・シューマッハは、ハミルトンとアロンソは若手に道を譲るため今季限りで引退すべきだと主張
・元フェラーリ首脳アルド・コスタは、アロンソが人事に介入したことでチーム内対立を招いたと批判
元F1ドライバーのネルソン・ピケJr.は、ルイス・ハミルトンがすでにフェラーリ内でシャルル・ルクレールの“サポート役”に回っているとの見解を示した。
この発言は、マイアミGPで苦戦を強いられたハミルトンのパフォーマンスに対する厳しい視線が高まるなかで飛び出したものだ。
マイアミGPでは、ルクレールが再び7度の世界王者であるチームメイトを確実に上回ったと、ピケJr.は、ポッドキャスト『Pelas Pistas』で次のように語った。
「彼らの立場は対等でしょうか。いいえ、違います。ルクレールがナンバー1で、ハミルトンがナンバー2です。現時点ではハミルトンは2番手であり、ルクレールがコース上、ほとんどの場面で彼を上回っています」
さらにピケJr.は、すでにコース上で序列が明確になっているため、フェラーリはもはや、チーム内の2人の管理に頭を悩ませる必要はないと話す。
「チームは序列を心配する必要はありません。なぜなら、すでにルクレールが前にいるからです。彼は通常、予選でも上回り、決勝でも良い結果を残しています。昨年からチームを引っ張っているのはルクレールです」
3度のF1世界王者であるネルソン・ピケの息子でもあるピケJr.は、ハミルトンの苦戦はキャリア終盤を迎えている状況を考えれば驚くことではないとの見方も示した。
「昨年はルクレールが決定的な差をつけていましたが、今年はハミルトンが少し差を縮めています。ただ、ハミルトンはF1に20年間いますし、キャリアの終盤に差しかかっているので当然のことです」
ハミルトンの長期的な将来については、パドック内でも議論が盛んになっている。ラルフ・シューマッハは、ハミルトンとフェルナンド・アロンソは、若手に道を譲るため今季限りで引退すべきだと主張している。
一方、元フェラーリのエンジニアリング責任者であるアルド・コスタは、アロンソがフェラーリに在籍していた時代について異例ともいえる批判を展開した。
コスタはポッドキャスト『Terruzzi Racconta』で次のように語っている。
「率直に言えば、彼とはうまくやれませんでした」
コスタによれば、アロンソの性格が最終的にチーム内部で大きな緊張を生み出したという。
「もし彼がドライビングとマシン開発だけに集中していれば、より素晴らしい成績を残せたでしょう。おそらく、7回か8回はタイトルを獲得していたかもしれません。実際には、フェルナンドはそれ以上のことをしようとしました。チーム内の人事に関与し、組織面からもチームを動かそうとしていました。そして、そこから対立が始まるのです」
コスタは、こうした政治的干渉はアロンソのキャリアを通じて常にあったと指摘する。
「それは彼の性格の一部なのだと思います。実際、彼の才能は信じられないほどでしたが、彼と一緒に仕事をしたいと思う人は少なかったです」
さらにコスタは、メルセデスがドライバー変更を検討していた際、アロンソ加入案が内部で却下されていたことも明かした。
「メルセデスで『ロズベルグ、ボッタスの後任としてアロンソを迎えるべきか』という話し合いがあった時、ツェッチェ博士※やハミルトン、私など全員が『いや、やめておこう』という反応でした。」
※ツェッチェ博士:ディーター・ツェッチェの通称。メルセデス・ベンツ・グループの元最高責任者
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