アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領が、F1アルゼンチンGPの復活に向けて自ら動いた。ブエノスアイレスでFIAのモハメド・ビン・スライエム会長に開催を直接要請し、「コラピントを母国で見たい」と強く訴えた。
アルゼンチンで最後にF1が開催されたのは1998年。現在アルピーヌに所属するフランコ・コラピントの存在も追い風となり、約30年ぶりとなるグランプリ復活への動きが活発化している。
ミレイ大統領は、ブエノスアイレスで開催されたFIAアメリカ会議の開会に際し、ビン・スライエム会長にF1復活を直接要請した。両者は、アルゼンチンが再びF1を開催する可能性について具体的に協議した。
ミレイ大統領は、次のように訴えた。
「アルゼンチンには、再びF1を迎えるために必要な条件がすべてそろっています。私たちには伝統があります。ドライバーもいます。そして今、F1のようなカテゴリーが開催地を選ぶ際に重視する制度面での信頼性を、再び築きつつあります。私たちには本当にすべてがそろっています」
最後には、より直接的な言葉で思いを示した。
「私たちはコラピントを母国で見たいのです」
復活に向けた動きの背景には、ブエノスアイレスのオスカル・イ・フアン・ガルベス・サーキットで進められている大規模な再開発がある。
工事の進捗率はすでに約60%に達している。当初はMotoGP開催を目的とした改修計画だったが、F1開催も明確に視野に入れ、計画の規模が拡大された。
ブエノスアイレス市長のホルヘ・マクリは最近、F1開催に必要な追加工事を実施することを明らかにした。
「私たちはF1に必要な工事を進めることを決めました。具体的には、アクセス用トンネル、より長いヘアピン、そして異なるコースレイアウトです」
マクリ市長によれば、F1側もサーキット改修の進捗を継続的に確認しているという。さらに、コラピントがパレルモで行ったデモ走行も、アルゼンチンGP復活への機運を大きく高めたと説明した。
「F1は工事の進捗を注意深く見守っています。パレルモで行われたコラピントのデモ走行も、私たちにとって非常に大きな後押しになりました。ここにはモータースポーツへの本物の情熱があります。そして、F1を呼び戻せる可能性は十分にあります」
FIAも、ビン・スライエム会長とミレイ大統領が「F1を含むモータースポーツのさらなる発展に向けたアルゼンチンの構想」について協議したことを認めている。
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