フェラーリがホームレースのイタリアGPで惨敗し、パフォーマンス不足だけでなく、シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンの間で高まる緊張も露呈したことで、フェラーリF1のフレデリック・バスール代表の去就を巡るイタリア国内の臆測が再び強まっている。
イタリア紙『Corriere della Sera(コリエレ・デラ・セラ)』のダニエレ・ダッレラ記者は、バスール代表が契約を更新したにもかかわらず、上層部からの圧力はなくなっていないと伝えた。
「チーム代表としての彼の将来は不透明です。マラネロには上層部から大きなプレッシャーがかかっており、それが解任につながる可能性もあります」
ダッレラ記者は、フェラーリには現在、すぐに後任を任せられる明確な候補はいないとしながらも、結果が改善しなければ、最終的に今回のイタリアGPが転機となる可能性があると指摘した。
「現時点では、バスールに代わるプランBはありません。しかし、今回のイタリアGPが状況を大きく変える可能性はあります。バスール率いるフェラーリは注視されています」
イタリアのスポーツ紙『Corriere dello Sport(コリエレ・デッロ・スポルト)』のフルビオ・ソルムス記者はさらに厳しく、フェラーリのリーダーシップの問題は、もはやマシンのパフォーマンスだけにとどまらないと論じた。
「チーム代表は、レース後ではなく、レース前にドライバーたちが争う際のルールを明確にしておくものです」
これは、ハミルトンが、フェラーリにはチームメイト同士が争う際の明文化されたルールがないと公に批判したことを受けたものだ。
一方、ルクレールは、2人が個人的に対立しているとの見方には反論している。
元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、より根深い問題は「結束の欠如」にあるとの見方を示した。
「彼らは互いに争い、無線で怒鳴り合い、レース後には責任を押し付け合っています」
ラルフは、ミハエル・シューマッハがタイトルを獲得していた時代のフェラーリと比較した。
「そのような非難は一度もありませんでしたし、何か話し合うべきことがあっても、それはチーム内部にとどめられていました。あの頃は家族でした」
フェラーリを長年取材してきたジャーナリストのレオ・トゥリーニも、その責任はバスール代表にあるとの見方を示した。
「マラネロに来てほぼ4年になるバスールが、この状況をまとめる責任を負っていることは間違いありません。もしそれができないのであれば、その先に何が必要なのかは、私たち全員が分かっています。」
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