「将来は不透明」バスール代表、イタリアGP惨敗で再び重圧 揺れるフェラーリ、問われる「結束」

2026年09月10日(木)22:00 pm

記事要約


・イタリアGP惨敗でバスール代表の去就を巡るイタリア国内の臆測が再燃

・伊紙、後任候補不在も結果が改善しなければイタリアGPが転機になる可能性を指摘

・ラルフら、ドライバー間の対立とチームの「結束の欠如」を厳しく批判


フェラーリがホームレースのイタリアGPで惨敗し、パフォーマンス不足だけでなく、シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンの間で高まる緊張も露呈したことで、フェラーリF1のフレデリック・バスール代表の去就を巡るイタリア国内の臆測が再び強まっている。

■契約更新後もバスール代表への重圧続く

イタリア紙『Corriere della Sera(コリエレ・デラ・セラ)』のダニエレ・ダッレラ記者は、バスール代表が契約を更新したにもかかわらず、上層部からの圧力はなくなっていないと伝えた。

「チーム代表としての彼の将来は不透明です。マラネロには上層部から大きなプレッシャーがかかっており、それが解任につながる可能性もあります」

ダッレラ記者は、フェラーリには現在、すぐに後任を任せられる明確な候補はいないとしながらも、結果が改善しなければ、最終的に今回のイタリアGPが転機となる可能性があると指摘した。

「現時点では、バスールに代わるプランBはありません。しかし、今回のイタリアGPが状況を大きく変える可能性はあります。バスール率いるフェラーリは注視されています」

■「レース前にルールを明確に」チーム運営にも批判

イタリアのスポーツ紙『Corriere dello Sport(コリエレ・デッロ・スポルト)』のフルビオ・ソルムス記者はさらに厳しく、フェラーリのリーダーシップの問題は、もはやマシンのパフォーマンスだけにとどまらないと論じた。

「チーム代表は、レース後ではなく、レース前にドライバーたちが争う際のルールを明確にしておくものです」

これは、ハミルトンが、フェラーリにはチームメイト同士が争う際の明文化されたルールがないと公に批判したことを受けたものだ。

一方、ルクレールは、2人が個人的に対立しているとの見方には反論している。

■ラルフ「問題は結束の欠如」

元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、より根深い問題は「結束の欠如」にあるとの見方を示した。

「彼らは互いに争い、無線で怒鳴り合い、レース後には責任を押し付け合っています」

ラルフは、ミハエル・シューマッハがタイトルを獲得していた時代のフェラーリと比較した。

「そのような非難は一度もありませんでしたし、何か話し合うべきことがあっても、それはチーム内部にとどめられていました。あの頃は家族でした」

■トゥリーニ「状況を管理するのはバスールの責任」

フェラーリを長年取材してきたジャーナリストのレオ・トゥリーニも、その責任はバスール代表にあるとの見方を示した。

「マラネロに来てほぼ4年になるバスールが、この状況をまとめる責任を負っていることは間違いありません。もしそれができないのであれば、その先に何が必要なのかは、私たち全員が分かっています。」


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