ホンダF1、弱点は「燃焼」 2度の大型改良で上位を追う、2027年の反撃計画
■社長交代はレッドブルとの提携中に内示
ホンダは、今回の経営陣の交代について、2026年のF1での苦戦を受けたものではないと強調した。
ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長は2027年1月1日付で退任し、安田啓一副社長が後任に就く。ホンダでは、F1のパワーユニット(PU)部門でも体制の見直しが行われている。
今回の交代は、アストンマーティンと組んでF1に復帰するよりも前に決まっていたいう。
ホンダは当初、レッドブルとの提携終了時に社長を交代する案も検討していた。ただ、新たなパートナーとの初年度は難しい年になるため、ホンダの経営陣は、アストンマーティンとの1年目を終えるまでの続投を望んだという。
■2027年は開幕戦と第8戦前後に大型改良を目指す
一方、ホンダは2027年に向け、より積極的な開発計画を進めている。
ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアを務める折原伸太郎氏は、オランダのF1専門メディア『RacingNews365』に対し、開幕戦に大幅な改良を投入し、その後、第8戦前後に再び大型改良を行う計画を明かした。シーズン中の改良には、FIA(国際自動車連盟)のADUO制度を活用する方針だ。
ADUOは、内燃エンジンの性能が基準に届かないPUメーカーに、追加の開発・改良の機会を認める制度だ。
「上位勢との差を縮めるため、一歩前進する必要があります。目標は開幕戦に改良を持ち込むことです。ただし、その時点では、まだトップには届かないでしょう」
「そこで、エイドリアン・ニューウェイが話しているように、シーズン中盤にもう一度、大規模な改良を投入することを目指します。第8戦前後を想定しています」
■内燃エンジンの性能向上が課題
折原氏は、ホンダの主な弱点として内燃エンジンを挙げた。
「私たちの弱点は燃焼であり、改善に向けて懸命に取り組んでいます。特に来年のエンジンでは、今年よりもエンジン性能の重要性が高まります。そこが重要なポイントです。」




