エステバン・オコンは、F1イタリアGPの舞台モンツァで、ハースに1基だけ供給された最新仕様のフェラーリ製パワーユニット(PU)が、チームメイトのオリバー・ベアマン車に投入されたことに落胆を示した。
フェラーリがADUO(追加開発・アップグレード機会)を活用して投入した今季2回目のPUアップデートは、イタリアGP週末からカスタマーチームにも供給された。しかし、ハースに当初供給されたのは1基だけで、チームはベアマンのマシンに搭載することを決めた。
オコンは次のように語った。
「僕はアップグレードをすべて使えるわけではありません。ADUOによるアップグレードもありません。そのため、旧仕様のエンジンでレースをすることになります。これはかなり大きな損失です」
ハースF1の小松礼雄代表は、今回の判断について、今季これまでに両ドライバーへ投入してきた技術アップデートの配分を踏まえたものだと説明した。オコンにはこれまで、ブレーキとパワーステアリングのアップデートが優先的に与えられていたという。
「直近2回のアップグレードはエステバンが先でした。今回はオリーの番です」
小松代表は、2027年のシートをめぐって厳しい評価にさらされているオコンにとって、今回の状況が理想的ではないことも認めた。
「少なくとも2基の新しいPUを受け取れていれば、もっと良かったでしょう。ただ、ここはパワーが非常に重要になるモンツァです」
一方で、唯一の最新仕様PUをベアマン車に投入した判断については、次のように説明した。
「よりパワフルなエンジンをただピットに置いておくのは、もったいないでしょう?」
金曜日のFP2では、最新仕様PUを搭載したベアマンが8番手につけた一方、旧仕様PUのオコンは18番手でセッションを終えた。
土曜日の予選では、ベアマンが12番手、オコンが16番手で、ともにQ2敗退。日曜日の決勝では、ベアマンが15位、オコンが16位に終わった。
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